香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

珍寶(JUMBO)

news.yahoo.co.jp

昔の香港の名所、水上レストランのJUMBOがシンガポールに曳航される途中で転覆したというニュース。それこそ四半世紀ほど前に家人と一緒に行ったような気がするのだが、ほとんど記憶にない。ひょっとしたらフェリーから遠目に眺めただけだったかもしれない…。でもこのニュースを見たときになんだか感慨深い気持ちになった。

日本滞在中に学生時代の親友と会ったときに、たまたまJUMBOの話をしていたからというのもある。彼の父親は昔、貿易会社を経営していて、香港の企業とも活発に取引をしていたらしいのだ。それもあってバリバリ働いていたときには香港に出張して取引先の香港人とJUMBOで会食をする機会も多かったのだろう。そんな彼のお父さんも80を過ぎて介護が必要な状態になられているなか、「最後の海外旅行に香港に連れて行ってJUMBOで食事をさせてあげたい」というような話をしていたのだ。

釣りに行くときにJUMBO行きの船が出ている香港仔を頻繁に訪れていることもあって、JUMBOが営業していないことは知っていたので、「JUMBOってもう営業してなかったと思うよ」と友人に伝えたら残念がっていた。

先月末にたまたま撮影したJUMBO行きの船が出ている船着き場の写真。門はずっと閉ざされたままだ。

そんなやり取りを思い起こしながら、このニュースを目にしたので栄枯盛衰の悲哀を感じたのかもしれない。

草灣碼頭

このところ香港はほとんど晴れ間がのぞくことはなく、曇りときどき雨という天気が続いている。週末だけでいいから晴れてほしいと思いつつ、それでもこの時期に晴れていると釣行のときに相当体力を消耗するだろうから、これくらいの天気のほうが体には負担にならないのかもしれない。

雲行きは怪しかったものの、今日はランタオ島の北東部にある草灣碼頭を目指すことにした。昨年の11月以来となる久々の訪問。前回は香港にしては珍しく寒い日で、たまたま釣り場で出会った老夫婦から暖かい紅茶をいただいてすごく有難かったのを覚えている。

ランタオ島の北東部は、馴染みがないせいか遠く感じていたのだが、実は上環にあるマカオ行きフェリー乗り場近くのバス停からE11番のバスに乗ると、青嶼幹線巴士転乗站までは30分ほどで到着する。そこからハイキングコースを1時間弱歩くと草灣碼頭なので、意外とアクセスは悪くない場所なのだ(ただし、青嶼幹線巴士転乗站からのハイキングコースは、花瓶頂 (Fa Peng Teng)を通っていくと少々ハード)。

花坪石。バスターミナルから花瓶頂まで登るのは一苦労だが、短いトレイルながら景色を楽しめるのでちょっとしたハイキングにも良さそうだ。

花坪石を過ぎたところでランチ休憩をはさんで、海側まで下ってくると前回は気づかなかったが小さな碼頭を発見。なかなか良さそうな場所だったので、草灣碼頭に行く前にここで投げてみることにした。

草灣碼頭の南側に位置する小さな碼頭。雰囲気があってなかなか良い場所だ。

根がかりはほとんどしないし、魚のあたりもそこそこある。ここは新たな釣りスポットとして再訪価値がありそうだ。結局、一時間半ほどで白メバル1匹とチャリコ(タイの幼魚)1匹だったが、可能性を感じる釣り場だった。帰り際に気づいたのだが、周辺の岩場には小さなカニも結構いたので、今度来たときはカニを餌にしてチヌ狙いというのも面白いかもしれない。

草灣碼頭につくと、先客の釣り人が気さくに話しかけてきてくれた。どうやら良型のキスが結構釣れたようで、魚籠にはキスやヒイラギなどが10匹以上入っていた。これは期待できそうだと思ったのだが、そう簡単ではなかった。足元をそこそこのサイズの魚が回遊してきたり、水面を魚がはねたりと、まちがいなく魚がいる気配はあるが、その割にあたりも多くはないし、時おり根がかりもする。結局、2時間ほどでヒイラギ1匹とホウライヒメジ1匹と、当初の期待値には及ばない釣果に終わった(ホウライヒメジは初魚種なので嬉しかったけど)。それでも魚影は濃そうな雰囲気ではあるし、よい釣りスポットであることは間違いなさそうだ。

草灣碼頭。左側の手前は岩場に近く根がかりリスクが高かった。

帰りはもと来たトレイルを引き返すのではなく、北上するルートを選択。実際、こちらの北上ルートのほうが高低差も少なくて圧倒的に楽だということがよく分かった。釣りメインだったら花瓶頂ルートは通らなくてよいかもしれない。

今回通ったルート(反時計回り)。どうやら東側の海岸沿いは他にも良さそうな釣りスポットがありそうな気配がする。

今回の釣果はともかくとして、草灣碼頭周辺はまだ開拓の余地がありそうだ。今度は朝早くからランガンで攻めてみるかな。

銅鑼灣にて仕入業務

週末の釣行に欠かせない釣り餌と釣り道具。釣り餌は大抵近所の猫ちゃんのいる釣り餌屋か、香港仔の東京屋で前日か当日に調達するのだが、それ以外の釣り針やおもり、ルアー等は定期的に釣具屋で買い貯めするようにしている。

特に釣り針はハリス付のものを愛用しているのだが、このハリス付釣り針を豊富に揃えている釣具屋はそれほどなくて、自分の知る限りだと世界釣魚中心(World Fishing Centre)が一番品揃えがよい。ところがよく通っていた佐敦の店が半年ほど前に閉店してしまったため、最近は銅鑼灣の世界釣魚中心で仕入れている。

本日仕入れたのがこちら。愛用していたチヌ4号針がなかったので、代わりにケン付流線12号とケン付丸せいご12号を買ってみた。

釣具屋に行くとつくづく感じるのだが、自分が使ったことのない仕掛け、針、ルアーなどがごまんとある。そろそろ次のステップとして新たな釣りスタイルの境地を切り開いてみたいものだ。

佐敦(Jordan)

所用のため、久しぶりに佐敦を訪れた。佐敦といえばなんといっても釣具屋のメッカ。少し早めに着いたので釣具屋を覗いてみる。とりあえず茄子型おもりとジグヘッドのみ購入。どの店も結構お客さんが入っていた。

用事を済ませたあと、せっかくなので佐敦で夕食をとることにする。自分のなかで佐敦といえば…

お一人様向け飲茶といえばここ、Dim Sum Here!

點心到(Dim Sum Here)。昔からある飲茶の店とは違い、テーブルの大きさやメニュー(人気の點心は4個ではなく2個で半額のものあり)などが、少人数(もしくはお一人様)向けになっているという有難さ。

そしてここで必ず注文するのが、籠仔金銀蒜海蝦飯(きざみニンニクがたっぷりのったエビ入りせいろ蒸しご飯)、42香港ドル。甘じょっぱいたれを好みでかけて食べるのだが、ついつい夢中になって食べてしまう一品だ。

籠仔金銀蒜海蝦飯。これがうまくないわけがない。

ほかに小籠包、鮮竹巻(湯葉巻き)、凍奶茶を注文してトータルで110香港ドル。一人だと十分過ぎるボリュームだったが、あっという間に完食した。美味しゅうございました。

菜膽雲吞排骨麵@金祥排骨麵

相変わらず冴えない天気が続いているが、日曜日は朝から南丫島へ釣行。昔勤めていた会社の友人が最近香港駐在になり、お互い暇だから週末遊びに行こうということで釣りに付き合ってもらうことにした。中環碼頭で待ち合わせて榕樹湾碼頭に向かう。

彼は駐在してまだ一か月ほどで、実はフェリーに乗るのは今日が初めてとのこと。駐在したばかりだから実は暇ではなさそうで、生活基盤を整えたり、駐在員としての仕事を引き継いだり結構大変そうではあった。そんななかで一緒に遊びに行ってくれるのは嬉しいことだ。

本日の釣りスポットは、北角咀。榕樹湾碼頭からだと徒歩で40分ほどかかるが、最近では一押しの釣り場だ。意外と天気もよくなってきて、日差しの強さと蒸し暑さで体力を消耗したが、昼過ぎまで3時間半ほど釣りをして、二人でキス3匹、ベラ6匹、小さなタイの幼魚のような魚4匹とまずまずの釣果だった。友人は子供のとき以来の釣りということでほぼ初心者だったが、しっかりキスを釣り上げていた。

その後、榕樹湾まで戻って海鮮レストランで遅めの昼食。白灼蝦や蒜茸粉絲蒸扇貝(帆立と春雨のニンニク蒸し)など定番メニューを食べつつ、近況やら香港生活について語り合った。

夕方に帰宅。シャワーを浴びたあと、キンキンに冷えた炭酸水を飲み、ウイングチェアで微睡む。夕飯をつくるのが億劫になったので、近所の行きつけで排骨麵が評判の店に行くことにした。実は昨晩通りかかったときにこの店の馴染みの店員がかなり遠くから手を振ってくれていたのだが、(昨日は自炊だったので)立ち寄らなかったのが少し心に引っ掛かってたのもある。

近所にある名店。夕飯時はテイクアウトを待つ人達や、店内に入るための列が出来ている人気店だ。

週に一度は必ず来ている店なので、ほとんどの店員の人達とも顔なじみ。なので席に座ると「いつものやつ」が出てくるパターン。ここで食べるのは決まって菜膽雲吞排骨麵だ。

人気ナンバーワンメニューの菜膽雲吞排骨麵。飲み物は決まって凍奶茶。

これで飲み物をつけて56香港ドルと非常にリーズナブルな価格。米線、排骨、雲吞(雲吞といっても具がしっかり詰まっているので水餃子に近い)、パクチョイ(かな?)と栄養バランスもとれているし、言うことなしの一品だ。ごちそうさまでした!

蜜瓜(mat6 gwaa1)

最近、天気の悪い日が続いている。ずっと雨が降るわけではなく、降ったり止んだりを繰り返すような天気。出かけてみようかと思うとサーっと雨が降り出したりするので、結局ほとんど家で過ごしていた。

家でのんびり過ごす休日はやはり自炊に限る。今回日本で買ってきたもののひとつに料理本があって、「基本調味料で作る体にいいスープ」というやつ。ひとり暮らししていてつくづく感じたのは、一汁三菜とかめんどくさ過ぎてとても無理だということ。そして、ご飯と栄養バランスのとれた主菜があって、出来れば主菜がそこそこ保存がきくものが望ましいということだ。そういう意味で、いろんなバリエーションの栄養バランスのとれたスープが載っているこの料理本は自分のニーズを満たしてくれる価値ある一冊。今日は、豚肉・豆腐・にらのとろみスープを作ってみた。簡単だし、おいしい。今日の夕飯は、ご飯、納豆、そしてこのとろみスープ。

ふと、大家さんから頂いた静岡産の高級メロンがあったことを思い出す。一玉5000円はくだらないであろうマスクメロン。こんなメロン、食べたことがないので正直いつが食べ時なのか全く見当がつかなかったのだが、どうやらお尻の部分を押して、その弾力で見極めるらしい。押してみたところ弾性もあるし、表皮に顔を近づけるとなんともよい香りがするので食べ頃と判断した。

大家さんから頂いた高級メロン。まず自分で買って食べることはない代物だ。

切ってみると若干熟しすぎていたが、みずみずしくて最高に美味しかった。さすがに一気に食べるには大きすぎたのでまずは半分。それでも高級メロン半玉を一人で食べるなんて、なんとも贅沢な休日…。

暑い季節の釣り

香港に戻ってきて早速釣行三昧の生活を送っているわけだが、やはりこの時期最もきついのは蒸し暑さ…。しかも香港ではまだマスク着用が義務付けられているので(人がほとんど通らないようなトレイルでは外しているけど)、ちょっと遠出しようものなら冬の二倍は疲弊して帰ってくる羽目になる。かといってアクセスがよい堅尼地城あたりではあまりにも趣が無さすぎるし…。

フェリーの時間を気にせず、けれども手軽に自然を満喫できる釣りスポット…うーん、鴨脷排かな…ということで昼前に出発し、MTRの利東駅へと向かう。まずは玉桂山とは逆方向の出口にある鴨脷洲大街の茶餐廳で昼食。肉絲炒麺と凍奶茶で腹ごしらえして、いざ出陣。

ここの肉絲炒麺と凍奶茶、なかなかいける。

玉桂山は利東駅からすぐにアクセスできるという利点はあるのだが、実はアプローチは結構なハードコース。距離は短いのだが、急こう配をよじ登るような箇所もあって、少し気合は必要なのだ。

玉桂山へ登るルート。4月頃には多くのハイカーを見かけたが、さすがにこれだけ暑くなってくるとハイキング客もまばらだった。

駅から鴨脷排の釣り場までは、約40分ほど。意外と天気が良かったせいもあって、思ったよりも体力を消耗した。鴨脷排の右側の岩場を伝って進んで行き、今日はいつもより少し奥まで行ってみた。

本日の鴨脷排の釣りスポット。釣り人もほとんどおらず、なかなか良い環境だ。

鴨脷排での釣りは結構好きなのだが、一歩間違えると大けがするリスクがあるので要注意。岩場を伝っているときはそれほど気にならなくても、振り返ったらかなり危ない箇所を通ってきてたりする。

岩場の上のほうにあるロープを伝ってきたのだが、振り返ると結構リスクのあるルートだった。万が一、滑落したら洒落にならない…。

こうしてリスクをとって辿り着いた釣りスポットは、なかなか悪くない場所だった。岩場なので若干根がかりするものの、カサゴを釣るには絶好の場所だということが判明。2時間ほどで5匹を釣り上げ、うち3匹を持ち帰って煮付けにして夕食に頂いた。ごちそうさまでした!