香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

雞泡魚

本日は休釣日。掃除やら食材の買い出しやらを済ませたあと、Youtubeを見たり、本を読んだりのんびりして過ごす。

夕方になって、久しぶりに近所の海沿いをランニング。中西區海濱長廊というのが正式名称らしい。香港大學からマカオフェリーまで通じていて、マカオフェリーを挟んでさらに灣仔まで通じている。

以前撮影した中西區海濱長廊(香港大學側)。ランニングするもよし、散歩するもよし、近くにこうした遊歩道があるのは嬉しい。

結構釣りをしている人達も見かけるのだが、魚が釣れている様子はほとんどお目にかからない。釣れてもアイゴとかヒイラギとか、小魚がほとんどのようだ。まあごく稀に先日見かけたキジハタのような大物も釣れるようだが…。でも自分も釣りをするので、常に何か釣れている様子はないか気にしながらランニングしていると…

おじさんがなかなかのサイズのフグ(雞泡魚)を釣り上げた!30cmくらいかな。フグといえば餌取りで10cm足らずのものがかかることが多いだけに、これだけの大物はあまり見たことがなかった。

釣り人を見かけるたびに、この場所ではどんな魚が釣れるのか、いつも興味津々なので良いものを見ることが出来た。釣行せずとも情報が得られて得した気分だ。

定点観測。香港もようやく少し気温が下がり始めた。まだ日中は暑いけれど。

試行錯誤

先週船釣りをしていてつくづく感じたのは、ある程度大きな魚を狙うのであればアオイソメでは限界があるだろう、ということ。なので、今回の釣行はアオイソメではなく、活きエビを餌として使ってみることにした。

まずはバス停に向かう途中、昼飯用に叉焼飯(38香港ドル)を調達する。

向かう先は、毎度おなじみの花坪。まだ少し暑いが、釣り日和だ。

本日の釣りスポット。アオイソメだと2時間ほどで4~5匹は釣れるのだが、果たして活きエビではどうだろうか。

本日の釣り餌。本来はエアーポンプ&活かしバッカンが望ましいのだが、とりあえず手持ちの道具で対応。

先週の船釣りで釣り上げたガルーパをイメージしながら、投げてみたものの…そう簡単に釣れるわけはない。

今日はボウズかも…と思っていたらとりあえずオキエソが釣れた。写真ではサイズがわかりづらいが、30cm近くあり、これまで釣ったオキエソのなかでは最大クラス。

そして小さなガザミも。終盤になるとエビが弱って死んでしまっていたこともあり、恐らくこうしたガザミが齧っていたのだろう。次回は活き餌のキープ方法に工夫が必要だ。

ということで残念ながら釣果は上がらず…。けれども一度だけ強い引きがあってハリスが切られたので可能性はある、と信じたい。もうしばらくおかっぱりから大物狙いのチャレンジを続けるつもりだ。

帰りのトレイルでトカゲを見かけたのでとりあえず撮影。何トカゲなんだろう。

東星斑

この日は朝6時半に西灣河の碼頭に集合して、久しぶりの船釣り。もともとは3時半集合で沖のほうにある石仔排という場所でカンパチなどを狙いに行く予定だったのだが、沖は波が高いため、前日に近海での釣りに変更になった。主な釣り物は、コウイカやイサキなど。

朝6時過ぎの西灣河。夜明け前だが、この時間にはすでに早起きの人たちが散歩やジョギングをしていた。

対岸の魚市場らしきところ(三家村付近)に船を寄せて、コウイカ釣りの餌にする活きエビを調達する。

コウイカの釣りスポットは西灣河と三家村の中間あたり。こんな近場とは意外だった。活きた蝦を針にかけて100gくらいの重りで底まで落としてコウイカが抱いてくるのを待つ。

ほどなく船釣りメンバーの一人が幸先よくコウイカを釣り上げ、その後、自分もなかなかいいサイズのコウイカを釣ることが出来た。さすが船長、ポイントをよく心得ている。

エビが生きていることを確認しつつ、落とし込んでコウイカを狙っていると、明らかにコウイカとは異なる、ガツンという力強い引きが。一瞬「根がかりか?」とも思ったがどうやら動きを感じる。リールを巻いていると…なんとガルーパ!すぐにメンバーのひとりが網でサポートしてくれて無事に釣り上げることが出来た!!

ガルーパ(東星斑)!実はガルーパを釣ることを目標の一つとしていただけに、喜びもひとしおだった。まさか今日釣れるとはね。

本日の釣果(船釣りメンバー全員分)。ガルーパ、アオリイカコウイカ、イサキなど。

船釣り三度目にして、ようやく満足いく釣果が得られた。でも今回は本当にラッキーだったからガルーパが釣れたわけで、自分で狙って釣れるようにまだまだ研鑽が必要だ。

釣行当日は、慣れない船釣りで疲れたため、釣った魚やイカの下処理だけして、翌日、昼はコウイカのゲソを肝で和えてパスタにし、夜はガルーパの蒸し料理(清蒸鮮魚)を堪能した。

翌日のランチは、コウイカのゲソを肝で和えたものをパスタと絡めて食べた。

そしてガルーパは、こちらでお祝いの席などで出される清蒸鮮魚という蒸し料理にしてみた。身がほぐれやすく美味。これでご飯2合を平らげてしまった。

今回誘ってくださったYさん、そして一緒に船釣りを楽しんだメンバーに感謝。基本的に自分は単独釣行が多いのだが、釣りを仲間と一緒に楽しむということの良さを学ぶことができた週末だった。

花坪のち、漢堡包

この日は昼前からランタオ島北東部の花坪へ釣行。前日に行った久々の大浪灣サーフ釣りが残念な結果に終わったので、そのリベンジ。

花坪へ向かう途中のトレイル。木陰で休めるようになっていて、眺めも良いスポット。

いつものポイント。この日は2時間ほどでチャリコ2匹、ベラ1匹、キス1匹、オキエソ1匹。この時期チャリコは20cm大に成長しているので、かなり引きが強くて楽しめた。

次の週末は、久しぶりに船釣りの予定が入っているので、早めに切り上げて佐敦の釣具屋へ立ち寄って帰ることにする。なので、香港島への海底トンネルに入る手前の西區海底隧道收費廣場の停留所で降りる。

佐敦に向かう途中にあったElementsの高層アパート。友人はここの75階に住んでいると言っていたが、同じ香港に暮らしていてもこの付近の高層アパートに住んでいると全く異なる生活感なんだろうなと思う。

せっかく佐敦の釣具屋に立ち寄ったのに、よりによってお目当ての店はこの日だけ臨時休業…。なにもせずにそのまま帰るのも勿体ないように感じたので、點心到で飲茶をして帰路につく。

夕方に飲茶をしたので、夕食はなにか軽いものを食べたいと思い、前から気になっていた近所のハンバーガー屋さんへ。

近所の小さなハンバーガーショップ。大通りからは少し外れた目立たない場所にあるせいか、そんなに賑わっている様子ではないが良い店だと思う。

この手のハンバーガーはセットで100香港ドル近いのが当たり前のご時世になっているが、この店は良心的な価格設定。

Gustoso牛堡とドリンク&オニオンリングのセットで72香港ドルオニオンリングは少しだけだったが、ドリンクの柚子炭酸水はボリュームあって満足度が高かった。

久しぶりのハンバーガー。なかなか美味しかった。ごちそうさまでした!

久々の大浪灣

久々にランタオ島の芝麻灣半島の南にある大浪灣に行ってみることにした。サーフ釣りに目覚めた懐かしの場所。なんせアクセスが大変なので、さすがに夏のあいだは足が遠のいていたのだが、そろそろ耐えられる暑さになってきたので解禁。

中環碼頭からフェリーに乗り、梅窩へ渡る。そこから更にバスに乗って貝澳の手前にある老圍村まで行く。

老圍村の停留所で下車。ここから徒歩で大浪に向かう。距離にすると6kmほどだが、山中のトレイルを通り抜けるので覚悟が必要だ。

途中、水牛が気持ちよさそうに泥浴びをしていた。ちょっと街の中心部から離れただけでこうした風景が広がっている。

いつもは半島の西側にある望東灣を経由するトレイルを通って大浪灣へ向かうのだが、半島の真ん中を突っ切るルートがありそうな感じだったので試しに行ってみることにした。

トレイルを進むと徐々に半島の中心部のほうへ。こんな感じの道がいつまでも続き、結局迷ってしまった。

このあたりは工事中のトレイルが入り組んでいて、迷いやすいのは分かっていたのだが、案の定、体力と時間を消耗する結果となってしまった。でも複数のトレイルが入り組んでいるため、方向さえ間違わなければ知ったトレイルにぶつかると信じて進む。

十塱水塘の南側に出てきた。水鳥が周辺の木々に多数とまっていて、南側のトレイルから見るとちょっとした秘境感がある。

なんとか知ったトレイルにリカバリーすることが出来た。夏のあいだ草が伸び放題だったのか、ずいぶん草が生い茂っていた。

そしてようやく大浪灣に到着。やはりここも夏はクルーザーやヨットが湾内に停泊して、ボートパーティーを楽しむ人たちで賑わうようだ。

海に向かって左側奥の岩場でも釣りをしてみた。小さな船で漁師が2名、投げ網漁をしていてなんとなくお互い牽制しあう感じに…。結局ここからは1匹も釣れなかった。

昨年の冬は、この大浪灣のサーフや碼頭からキスやクロサギ等を釣って楽しませてもらった。離島のサーフに来るたびにヒラメやマゴチが釣れるのではないかと期待を膨らませるのだが…結果は残念ながら小さなコトヒキやメゴチ、ベラなど3~4匹程度の釣果に終わってしまった。しかも岩場を伝って歩いている途中に足を滑らせて海に転落(高さはさほどなかったので、転落よりも転倒に近いが)するという失態を冒してしまった。幸い怪我もなく、半身が濡れた程度で済んだので良かったけれど。

帰りはリスクを冒さず、望東灣を経由して老圍村へ戻る。大浪灣から二浪灣へ向かう途中のトレイルで、フィリピン人のメイドさん達ご一行が道に迷っていた。地図を見せながら彼女たちが目指す場所への行き方をなんとか説明したが、やはり誰でもこの辺りは迷いやすいようだ。

帰りに二浪灣に立ち寄ってみた。地図によると、この辺りに二浪考古遺跡というのがあるらしいのだが、結局よく分からなかった。

二浪灣。望東灣へのトレイルもそこそこアップダウンがあるので大変だが、こうした景色には癒される。

散々歩いて大変な一日だったが、自然を十分満喫することが出来たので良しとしよう。

花坪のち、飲茶

まだ日中は暑い日が続いている香港。この日は最近のお気に入りスポットである、ランタオ島北東部に位置する花坪へ単独釣行。

花坪の碼頭。この手前を左に曲がって岩場をしばらく進んでいった先がポイントだ。

昼すぎから釣り始めて、2時間半ほどでキビレ、キス、ベラ、オキエソ、フグをそれぞれ1匹ずつ。5匹で5種目というのも珍しい。

フグ。20cm超となかなかのサイズだった。眼が怒ってるように見える…。

15時過ぎに香港島に戻り、いつもの新興發點心でかなり遅めのランチ。

最近気に入っているのは、食べ応えのある糯米鶏と、素翔灌湯餃(フカヒレ入りスープと餃子)だ。

最近、野菜をあまり摂ってない気がするので、菜心をしっかり食べる。

お茶代(6香港ドル)を含めて、全部で78香港ドル。ごちそうさまでした。

帰宅してシャワーを浴びた後、東京にいる知人とオンラインで情報交換。ともすると週末は誰とも会話せずに過ごしがちなので、なかなか貴重な時間だ。

咖喱牛腩飯

この日は重陽節で香港は祝日。昼どきに賑わっている茶餐廳が目に留まったので、ふらっと入ってみる。おしゃれ度がゼロの賑わっている飯屋は、たいていコスパが良いものだ。

財布にやさしい価格設定!おじさんが求めているのはこういう昼飯なのだよ。

咖喱牛腩飯(38香港ドル)にしてみた。凍奶茶をつけて、合計40香港ドル也。

昔なつかしいカレー。具は牛腩(牛バラ)とじゃがいもくらいしか入ってないが、美味しいよ、これ。

香港の茶餐廳のカレーって、子供の頃に食べた日本の家庭料理のカレーにかなり近い。そして、ちょっとしたカレー粉の辛さと凍奶茶の甘さがよく合う。

ここはなかなか良い茶餐廳だ。再訪決定。

カレーに外れはないというが、美味しかった。ここはまた来よう。