香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

大浪灣、そして年越しそば

香港で「大浪灣」というと、香港島の東側にあるDragon's Back(龍脊)という有名なハイキングコースの近くにある大浪灣をイメージする人が多いようだ。以前、ランタオ島の大浪灣に釣りに行くときに、ロッククライミングに出かけるという若者数名とタクシーをシェアしたことがあった。そのときその若者の一人から聞いたのだが、香港には大浪灣という地名が付いている場所が5か所あって、そのうちの2カ所はランタオ島にあるということだった。まあ、たしかによくありそうな地名ではあるが、ランタオ島内だけでもダブっているとは紛らわしい…。

今回はいつも行くアクセス困難な大浪灣ではなく、同じランタオ島にあるもう一つの大浪灣に初挑戦。梅窩(Mui Wo)のフェリーターミナルからバスで40分ほど行き、その後、ランタオトレイルを20分弱歩くと到着する。

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バスを降りたところに大浪灣への道を示す標識がある。

昼前くらいに到着して3時間半ほど投げてみたものの、結果はフグ3匹とコトヒキ1匹という残念なものだった。ここの大浪灣は、バス通りからアクセスがしやすくビーチからそれほど遠くない場所に公衆トイレもあるので、これで釣果が出せれば最高だったのだが…。

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大浪灣。香港はこの時期でも気温が20度弱もあるため、週末に砂浜でキャンプを楽しむ人たちを結構見かける。

釣れないときに長居は禁物。まあ、そうそう簡単に優良な釣りスポットは見つからないということで、また来年も色々と試行錯誤を繰り返していく楽しみを味わうことにしよう。

さすがに大晦日くらいは年末気分をと思い、夜は紅白を流しながら天ぷらと年越しそばを食べた。天ぷらのメインはもちろん先日釣ったキス(下処理して冷凍しておいてよかった…)。キスの天ぷらは絶品だったが、たくさん作り過ぎてしまい食べきれなかった。いつも天ぷらのときは同じ過ちを繰り返してしまう。

今年の紅白の会場はNHKホールではなく、国際フォーラムだった。コロナ対策で密にならないように間引いているせいもあるのか、何か味気ない殺風景な印象を受けた。音響もよくなかった気がしたし、きっと評判はよくないだろう。けれども少し味気ない会場の雰囲気こそが、コロナ禍という時代を如実に反映していて心に残った。