香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

お年玉

新居への引っ越し作業もほぼ完了の目処がたち、新しい大家さんへのちょっとしたThank You Giftを買いに銅鑼湾のSOGOへ。大家さんはもともとこのアパートが建つ以前からこの地域で暮らしていて、アパートが建つタイミングで三兄弟がそれぞれ一戸ずつに居住することになったようだ。でも長兄はカナダのバンクーバーに居住していて、コロナの影響もあって香港に戻ってくることは殆どないため、香港の家を貸し出すことにしたらしい。家具は長兄のリクエストに応じて設えてあって、冷蔵庫やキッチン設備もすべて新品、おまけに入居にあたってカーテンまで付けてくれた。それに家賃発生の一か月ほど前から荷物を運び込めるようにしてくれたし、至れり尽くせりだったので感謝の気持ちを込めての贈り物。
何を贈ればよいのか、香港人の不動産エージェントに相談してみたがどうもピンとくる回答ではなかったので、日本らしさが感じられる消え物がよいかと思い、結局日本産の高級フルーツにした。以前、まだ東京で働いていた頃、香港の同僚が出張で東京に来たときに、六本木にある高級フルーツ店で一箱5000円は下らないようなイチゴとかをお土産として何箱も買い込んでいたのを思い出したのだ。
大家さん本人はバンクーバー在住なので、実際は三兄弟の下の二人(姉妹)が窓口になって色々と手配してくれている。「無事に引っ越しが終わって、移り住んできたのでこれからよろしくお願いします。色々とアレンジしてくれてとても助かったので、ちょっとしたものだけど贈り物を渡したい」とメッセージを送って、アパートのロビーで待ち合わせて贈り物を手渡した。

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香港のお年玉は、たいていこうした赤い袋に入っている。

そうしたら、二人から「Happy Chinese New Year!」ということでお年玉を頂いてしまった。日本の感覚だととてもお年玉をもらえる年齢ではないのだが、香港だと会社の上司が社員に渡したり、日常でお世話になっている人(例えばアパートの管理人さんとか、オフィスの清掃をしてくれている人等)に渡したりするようだ。大家さん姉妹は、年齢的には自分よりひと回りくらい年上というのもあるかもしれない。自分の経験だと、たいてい渡すときに「恭喜發財」と言うと相手が「身體健康、多謝」という感じでやり取りすることが多いかな。日本と違って、ちょっとお世話になっている人に渡したりするので金額はHK$20くらい(300円程度)が相場だったと思う。でも後から見てみたら大家さんから頂いたお年玉には高額紙幣が入っていて、危うくフルーツセットのほうが安く上がってしまうところだった(一番高いものにしておいて良かった…)。