香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

咀(Tsui)や洲(Chau)など

釣行すると地名に咀(Tsui)や洲(Chau)がつくことが多いので気になって調べてみた。どうやら咀は嘴(くちばし)、洲は島を意味するようだ。咀は嘴の形をした地形ということでしっくりくる。島に関しては、香港島や南丫島のように少し大きな島になると「島」を使っていて、小ぶりの島は洲(Chau)。その境界線は、蒲台島(正確には群島)くらいのサイズなのかな。でも西貢のほうにある滘西洲(Kau Sai Chau)は明らかに蒲台島より大きいのに洲なので、隣接する陸地との距離も関係しているみたい。

f:id:hakurakuhk:20220402014148p:plain
咀(Tsui)。上側には北角咀、左側には石角咀。たしかに嘴のような形をしている。

尖沙咀、北角咀、坪洲、鴨脷洲、等々…。そういえば角(Kok)がつく地名も見かけるなと思って調べてみると、どうやら角は岬の意味らしい。角の形をしているから、というのもあるのかな。じゃあ旺角は?となる訳だが、昔は海沿いにあったらしい。それから、鹹田(Ham Tin)あたりもよく見る地名だが、これはそのまま鹹=塩なので、昔は塩田があったと考えればよさそう。