香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

赤徑碼頭(Chek Keng)

土曜日は終日晴天の天気予報だったので、久しぶりに早起きして釣行へ。これまでアクセスの悪さからついつい足が遠のいていたが、香港で釣りをするのであれば外せないスポットである西貢(Sai Kung)を攻めてみることにした。

MTRで彩虹(Choi Hung)まで出て、そこから1番のミニバスで西貢に。西貢の釣り餌屋でアオイソメを調達したあと、さらに7番のミニバス(海下 Hoi Ha 行き)で北潭凹(Pak Tam Au)へ向かう。

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西貢にある釣り餌屋さん。Googleマップに記載されている場所から少しずれていたので最初は見つからずに焦ったが、近くの店のおばさんに聞いたらすぐに教えてくれた。多謝!

北潭凹で降りるつもりが、ついつい乗り過ごしてしまい、その後も海下まで行こうか迷っているうちに結局白沙澳という何とも中途半端な場所で降りる結果に。初めての場所にほぼノープランで来ると優柔不断さが如実に出てしまい、いつもこんな感じ…。

白沙澳で降りたあとも迷走ぶりをいかんなく発揮し、結局釣りをすることなく徒歩で黄石碼頭(Wong Shek)まで来てしまった。このあたりでそろそろ釣り糸を垂らすかと考えていたところ、あと5分で灣仔に行くという小型フェリーがあり、そこのお兄さんに灣仔は釣りスポットかどうか聞いてみると「釣り人もよく見かけるよ」とのこと。思い切って、小型フェリーで灣仔に向かってみた。ちなみに灣仔といっても香港島にある繁華街の灣仔ではなく、海下の東に位置する灣仔ね。

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黄石碼頭はなかなか大きな碼頭だ。写真は右半分のみしか写っていないが、左側にもフェリーが乗り付けており乗客も多い。

小型フェリーのお兄さんの言葉だけを頼りにたどりついた灣仔は、整備されたキャンプサイトになっていてちょっとした公園みたいだった。もっと自然味溢れる場所を想像していたのだけど。たしかにカップルが釣りを楽しんでいて、魚が釣れなくはない感じではあったが、個人的にはもう少し秘境感が欲しかったので、海岸沿いを少し北東に進んだ南風角まで行って投げてみた。でも岩が多くて根がかりばかりで釣りにならない。その後、灣仔の船着き場まで戻ってきてカップルと並んでしばらく釣り糸を垂れていると、どうやら1時間毎に小型フェリーが黄石碼頭→灣仔→赤径碼頭を巡回していることに気づいた。

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灣仔にはキャンプサイトがあり、ちょっとした公園のよう。キャンパーやハイカーで結構賑わっていた。

こうなったらフェリーを駆使して赤徑碼頭を攻略してやろうと思い、昼過ぎのフェリーで赤徑碼頭へ。

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小型フェリーが巡回している今回訪れた西貢の灣内はこんな感じ。天気に恵まれ、穏やかな水面で釣りをするのはなんとも気持ちがいい。あとは魚が釣れるかどうかだね…。

赤徑碼頭に着くと、本格的な格好をしたおじさん3人が釣りをしていた。これは期待できるかもと思ったが、全然ダメ。少しあたりはあったが、うまく餌を盗られることが多かった。どうもおじさん3人も釣れている気配は一向にない。

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小型フェリー乗り場になっているほうの赤徑碼頭。1時間おきに来るフェリーはハイカーが結構利用していた。

やっぱり初めての場所はなかなかうまくいかないもの。帰り際に良さそうな場所があったら試しに投げてみるかと思い、徒歩で北潭凹に向かうことにした。少し歩いてみて気が付いたのだが、実は赤径碼頭は2つあって巡回フェリーが乗り付けてない小さい赤径碼頭のほうから試しに投げてみることにした。

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小さいほうの赤径碼頭。このシンプルな碼頭、トレイル沿いに見かけることが多くてなかなか風情がある。

実は、ここが本日のベストポイントだったことがすぐに判明。根がかりリスクはそれほどなく(若干底はゴロゴロした感触だが)、魚のあたりもそこそこある。短時間だったが、良型のキスを釣ることができた。なんとか最後に打亀を回避することが出来てよかった。

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本日の釣りスポット。我ながら無計画に迷走したことがよくわかる。ここまで辿りつくのが一苦労だし、帰りの道のりも長いのが難点ではあるが、気分が乗ったらまた色々と試してみたいエリアではある。

西貢への遠征は、帰りも大変(西貢から彩虹行きのバスが大行列)なのだが、たまに来るのは楽しいかもしれない。小型フェリーが活用できることもわかったし。でもさすがにこの日は疲れてしまい、翌日は頭痛で昼過ぎまでまともに動けなかった…。