香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

釋迦頭(バンレイシ)

香港に来てからあまり果物を食べてこなかった。食べてもバナナ、リンゴ、オレンジとか日本でもよく見かける果物をたまに食べるくらい。でも以前釣りをしているときに、釣ったキスをその場で一緒に釣りをしていた老夫婦に差しあげたところ、御礼にザボンのような柑橘類を頂いた。これがおいしくて、よく考えたら香港にいるのだから南国ならではの果物を食べない手はないよな、と今更ながら気づいた。

それ以来、帰宅途中に果物屋(香港には果物屋が結構ある)を覗いてみて、気が向いたときに南国っぽい果物を買ってみたりしている。

そして先日買ったのが釋迦頭(バンレイシ)という果物。果物屋の札を見る限りだとどうやら台湾産のものらしい。名前のとおり表皮がデコボコしていてお釈迦様の頭のような形をしている。二つで50香港ドルと安くはないけど、一個でもずっしり重くてボリュームはそこそこある。

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これが釋迦頭。ソフトボール大の大きさでずっしり重い。日本で見慣れない果物のため、これまでまったく気にも留めていなかった。

マンゴーとかがそうであるように南国フルーツ特有の甘さがあって、少しねっとり感のある真っ白な果肉。他の果物に例えると、甘さの強いラフランスみたいな味かな。甘いけれども一個くらいなら一人で食べても全然くどさは感じない。この大きさ、十分食べ応えがあるのでがっつりデザートを食べたいときによい。

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縦に4つに切ってスプーンで掬って食べた。真っ白な果肉と立派な黒い種のコントラストが印象的だ。

これはなかなか美味しい。傷みやすそうなのでその点は注意しないといけないが、また食べたくなる果物だ。