香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

Fishing & Hiking in 西貢(Sai Kung)

最近、船釣り以外は遠出することがなかったので、土曜日は久しぶりに西貢へ。西貢はなんせ帰りが混むので、早朝から行って早めに帰路につくプラン。友人と彩虹(Choi Hung)で待ち合わせて西貢行きの小巴(ミニバス)に乗り込み、西貢のフェリー乗り場まで行く。そこで海下(Hoi Ha)行きのミニバスに乗り換えて、北潭凹(Pak Tam Au)を目指したのだが、予定の停留所でうまく下車することが出来ず、結局ひとつ先の停留所の屋頭(Uk Tau)で下車。我ながら毎回やらかすな…。

この日のコンセプトは、Fishing & Hikingということで釣りは極力軽装備。リュックサックひとつに収まるようにして、トレイルを歩きながら良さそうな釣りスポットがあれば釣りをするという、行き当たりばったりの企画だ。計画を立てて行動するのが苦手な自分向き(笑)。

出だしから下車する停留所を間違えたものの、実は屋頭で降りたのが奏功した。当初は想定していなかった土瓜坪(Tok Kwa Peng)の碼頭が最初の釣りスポットとなったのだから。

土瓜坪の碼頭。少々風が強かったが湾内なので波はさほど立たず、根がかりも殆どない釣りがしやすい場所だった。

土瓜坪では良型のキスやコトヒキなどが釣れて、短時間のわりになかなかの釣果だった。一時間ほど釣りをした後、トレイルに戻る。

次の釣りスポットは春先に来たときに良型のキスを釣ることが出来た赤径碼頭(小さいほう)。

赤径碼頭。この場所も最初に釣りをした土瓜坪と同様、遠浅で海底は小石が敷き詰められているような感触だ。

赤径では、地元の人と思しき二人が海に入って釣り糸を垂れていた(写真の真ん中よりやや右側に白っぽい小さな人影がそれ)。かなり遠浅な地形だということがよく分かる。ここでも小さな魚を数匹ずつ釣り上げた後、今度はMacLehoseトレイルを通って大浪坳を経由し、大浪灣に抜ける。

大浪灣に沿っていくつかビーチが連なっているのだが、われわれが辿り着いたのは鹹田(Ham Tin)の砂浜。この砂浜が驚くほどきれいで、まるで映画か何かのワンシーンのような光景が広がっていた。

鹹田のビーチ。白い砂浜、海は手前の淡いブルーと奥の濃いブルーが鮮明で、その上には空のブルーが広がっている。

鹹田では海水浴客の邪魔にならないように、ビーチの左端の岩場を進んでいった先で釣りをしてみた。

鹹田のビーチに近い岩場。こういう場所はどうしても根がかりしやすいので、岩場から遠いところを中心に攻めてみた。

ここでは、友人がベラ1匹、自分がクロサギ1匹。釣りやすい場所ではないだけに、短時間にしてはまずまずの釣果といえるだろう。

こうして各所で釣りをしながらハイキングコースを歩いているとどうしても思っていたより時間が経ってしまう。気づいたら昼もだいぶ過ぎてしまい、ちょうど餌のアオイソメも尽きたので、帰路についた。

帰りは同じトレイルを引き返すのではなく、西貢西灣路に抜けてそこで村営バス(村巴)に乗ることにした。MacLehoseトレイルに沿って進めばよかったのだが、西灣あたりで道に迷ってしまい、他のハイカーが通らないような螺地墩標高處まで急登する難コースを通ることになってしまった…。この急登が本当にきつくて、友人とふたりヘトヘトになりながら、なんとか西灣路でバスに乗り込み西貢のフェリー乗り場まで戻る。

着いたときには16時半過ぎで、すでにバスターミナル・タクシー乗り場ともに混み始めていた…。タクシー待ちの列に並んでタクシーに乗り込み、近くのMTR駅(大學駅)まで行き、そこから紅磡(Hung Hom)へ。無事に友人おすすめの安くて美味しい潮州料理の店で海鮮料理を堪能することができた。

紅磡にある潮洲料理の店。隣の円卓では大学生らしきグループが大いに盛り上がっていた。

いや、それにしてもなかなか盛沢山の一日となった。疲れたが、こういう週末も良いものだ。