香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

久々の大浪灣

久々にランタオ島の芝麻灣半島の南にある大浪灣に行ってみることにした。サーフ釣りに目覚めた懐かしの場所。なんせアクセスが大変なので、さすがに夏のあいだは足が遠のいていたのだが、そろそろ耐えられる暑さになってきたので解禁。

中環碼頭からフェリーに乗り、梅窩へ渡る。そこから更にバスに乗って貝澳の手前にある老圍村まで行く。

老圍村の停留所で下車。ここから徒歩で大浪に向かう。距離にすると6kmほどだが、山中のトレイルを通り抜けるので覚悟が必要だ。

途中、水牛が気持ちよさそうに泥浴びをしていた。ちょっと街の中心部から離れただけでこうした風景が広がっている。

いつもは半島の西側にある望東灣を経由するトレイルを通って大浪灣へ向かうのだが、半島の真ん中を突っ切るルートがありそうな感じだったので試しに行ってみることにした。

トレイルを進むと徐々に半島の中心部のほうへ。こんな感じの道がいつまでも続き、結局迷ってしまった。

このあたりは工事中のトレイルが入り組んでいて、迷いやすいのは分かっていたのだが、案の定、体力と時間を消耗する結果となってしまった。でも複数のトレイルが入り組んでいるため、方向さえ間違わなければ知ったトレイルにぶつかると信じて進む。

十塱水塘の南側に出てきた。水鳥が周辺の木々に多数とまっていて、南側のトレイルから見るとちょっとした秘境感がある。

なんとか知ったトレイルにリカバリーすることが出来た。夏のあいだ草が伸び放題だったのか、ずいぶん草が生い茂っていた。

そしてようやく大浪灣に到着。やはりここも夏はクルーザーやヨットが湾内に停泊して、ボートパーティーを楽しむ人たちで賑わうようだ。

海に向かって左側奥の岩場でも釣りをしてみた。小さな船で漁師が2名、投げ網漁をしていてなんとなくお互い牽制しあう感じに…。結局ここからは1匹も釣れなかった。

昨年の冬は、この大浪灣のサーフや碼頭からキスやクロサギ等を釣って楽しませてもらった。離島のサーフに来るたびにヒラメやマゴチが釣れるのではないかと期待を膨らませるのだが…結果は残念ながら小さなコトヒキやメゴチ、ベラなど3~4匹程度の釣果に終わってしまった。しかも岩場を伝って歩いている途中に足を滑らせて海に転落(高さはさほどなかったので、転落よりも転倒に近いが)するという失態を冒してしまった。幸い怪我もなく、半身が濡れた程度で済んだので良かったけれど。

帰りはリスクを冒さず、望東灣を経由して老圍村へ戻る。大浪灣から二浪灣へ向かう途中のトレイルで、フィリピン人のメイドさん達ご一行が道に迷っていた。地図を見せながら彼女たちが目指す場所への行き方をなんとか説明したが、やはり誰でもこの辺りは迷いやすいようだ。

帰りに二浪灣に立ち寄ってみた。地図によると、この辺りに二浪考古遺跡というのがあるらしいのだが、結局よく分からなかった。

二浪灣。望東灣へのトレイルもそこそこアップダウンがあるので大変だが、こうした景色には癒される。

散々歩いて大変な一日だったが、自然を十分満喫することが出来たので良しとしよう。