香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

進撃の巨人を読了

最近、進撃の巨人を読了した。よかった。実際にはアマプラでアニメを見始めて、終盤はマンガを読んだ。この数年で話題になっている他の作品、鬼滅の刃やキングダムなどと比べて圧倒的に進撃の巨人がよかった。戦争、ジェノサイド、差別、正義といった重厚なテーマがあり、しかも争いを繰り広げるそれぞれの視点から多角的に描かれている。物語は「人間を食べる巨人との戦い」という、現実にはあり得ない設定で始まるわけだが、そこで繰り広げられる争いや駆け引き、悲しみや人の優しさは、まさに我々が現代社会で直面する事柄と変わらない。そして権力者が都合のよいストーリーを民衆に信じ込ませることによって社会を支配しているという構造…。程度の差こそあれ、いつの時代でも、どの地域でも起きている事象が凝縮されているような内容だった。