本日は朝から釣行。日曜日から天気が下り坂のようなので、新年の抱負である「おかっぱりエギング」で結果を出したいと思い、生き餌は持たずに花坪へ向かった。
途中で餌木のカラーを変えてみたり、花坪の碼頭周辺の場所を色々と試してみたが、釣れる気配なし…。気分転換にミノーを投げてみたりもしたのだが、やはり難しそうだ。
朝から5時間近く粘ってみたが、一向に釣れる様子はない。場所の問題なのか、時間帯の問題なのか、それともエギング技術の問題なのか…。悔しいが、また出直しだな。
今日の夕食は久しぶりにカレーを作ろうと思い、帰る途中で街市に寄って、ニンジン・玉ねぎ・じゃがいもを買い、スーパーで牛肉を購入した。なんとなく「おせちもいいけどカレーもね」という懐かしのキャッチフレーズを思い浮かべながら。
カレーのルーはたしか家にストックがあったはず…と思っていたのだが、帰宅して確認したところなかった…。釣りはボウズだったし、うまく行かないときは、こういう感じになる。でも幸いハヤシライスのルーがあったので、ハヤシライスにメニュー変更して事なきを得た。
夕食の準備をしながら、NHKオンデマンドでNHKスペシャル「日本海軍 400時間の証言」を見る。2009年8月に放送された番組。1時間番組×3回で計三時間あったのだが、面白い内容だったので一気に見てしまった。海軍兵学校を卒業したかつてのエリート軍人たちが、戦後30年以上経ってから「反省会」ということで、10年以上、延べ130回以上にわたって秘密裡に月に一度集まっていたそうだ。もともと非公開だったのだが、2008年にその「反省会」を記録したカセットテープの存在が明らかになり、制作されたのがこの「日本海軍 400時間の証言」というわけだ。
不勉強で初めて知ったのだが、東京裁判でA級戦犯となった海軍関係者のうち、死刑になった人間は一人もおらず(海軍大臣だった嶋田繁太郎は終身刑、のちに釈放)、その背後では、海軍軍令部の元参謀たちが、A級戦犯となった海軍トップを守るため、動いていたというのは驚きだった。海軍関係者でもB、C級戦犯として死刑になった人達はいたのだが(捕虜を処刑した現場の下士官等)、この証言を聞いている限りでは、彼らは上層部を守るための画策による犠牲者といえるだろう。そもそも、組織(海軍)の上層部を守るために画策をする時点で、組織に毒されていると言わざるを得ず、本当の意味での「反省」がそこにあったのか甚だ疑問だ。勉強のできるエリート軍人たちの集まりだったのだろうが、その多くは「人の道」よりも「組織の論理」を優先させてしまう小役人として振舞っていたのではないか。反省会の証言を聞いていると、ときおり「エルサレムのアイヒマン」のにおいを感じた。それこそが、この「反省会」が後世に残してくれたものなのかもしれない。