香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

蘆荻灣再訪

土曜日はのんびりと釣りを楽しんで、それはそれで良かったのだが、やはりボウズは嬉しくない。なので、本日は近所の釣り餌屋に立ち寄ってアオイソメを調達し、エギング&餌釣り(アオイソメ)で臨むことにした。

出来ればアオリイカを釣りたいと思い、釣り餌屋のおばさんに「イカを釣るのはどこがいい?」と尋ねたところ、「赤柱(Stanley)」とのこと。Google Mapを見せながら、なんとか赤柱の具体的なポイントを聞き出してみた。なるほどね。

実は香港で釣りを始めた約二年前に、最初に知人に連れて行ってもらったのが赤柱で、まだアオイソメでの餌釣りも知らない頃に何度か行ったことがあるポイントだった。その方はもう帰国してしまったが、彼が香港で初めて釣りをしたときに最初の一投でイカを釣り上げたのが、まさに赤柱のこのポイントだったそうだ。

ちなみに自分が最初に赤柱で釣りをしたときには、仕掛けもよく分からず、初心者セットで擬似餌のワームを投げては根がかりを繰り返していたのを覚えている。その時はたしか4人ほどのメンバーで行ったのだが、釣りに慣れている1人を含めて半日ほどやってみんなボウズだった記憶がある…。

うーん、赤柱に行こうか少し迷ったものの、先週友人がアオリイカを釣り上げた蘆荻灣を再訪することにした。マリンスポーツを楽しむ人たちで賑わっている赤柱よりも、ハイキングコースから少し外れた、ちょっと鄙びた雰囲気のある蘆荻灣のほうが自分の性に合っている。

中環のフェリーターミナルから南丫島の榕樹灣へ渡り、そこから徒歩で30分ほど行くと蘆荻灣だ(風力発電所を目指し、そのすぐ手前で右に折れるトレイルに入る)。天気はやや曇りがちだったが、休日だからかハイキングを楽しむ人たちがたくさん来ていた。

先週に引き続き、蘆荻灣にやってきた。先客の釣り人(2名)が碼頭の右側でエギングと餌釣りをしていた。

今日は、エギングとアオイソメの餌釣りの二刀流。先週、友人がアオリイカを釣った碼頭の左側を中心に攻めてみる。

蘆荻灣碼頭からこの方向へ遠投する。

遠投したところ、ほどよいサイズのカサゴがヒット!躍動感あふれる写真が撮れた。

エギングのほうはさっぱり反応なし。悪いクセだが、反応のないエギングを粘り強く続けることは出来ず、徐々に二刀流の比重は餌釣りのほうへ…。

またもや遠投で、今度は20cmほどのカワハギを釣ることが出来た。これは持ち帰って今晩の夕食にしよう。

先客の釣り人に本日の釣果を聞いてみたところ、イカはゼロ、小さなカワハギ1匹と小さな白黒の縞模様の魚が1匹だけとのことだった。どうやら短時間でカサゴとカワハギを釣ることが出来たのは幸運だったようだ。

少し場所を移動して、碼頭を望むことができる砂浜から投げてみる。少しあたりがあったが、根がかりリスクもあった。

一時期、とにかく釣った魚を捌いて食べることを目標にしていた時期があって、食べられそうな魚はひたすら持ち帰って調理していたが、最近は年始にキスの天ぷらを作ったくらい。なので、今日は久しぶりの獲物だ(そしてカワハギを調理するのは初!)。

それにしてもカワハギって不思議な形態の魚だ。鱗もなくて、触った感触もザラザラとしていて、他の魚が大抵ヌルヌルしているのとはえらい違い。海の生物の多様性にはつくづく驚かされる。

帰宅後、YouTube でカワハギの捌き方を確認。鱗が飛び散らないのでありがたい。今回はシンプルに塩焼きにすることにした。肝は湯通しして醤油で和え、塩焼きのアクセントにする。

さっぱりして臭みも全然なく、非常に美味しい!これは刺し身でも良かったかもしれない(実は食あたりが怖いので、今まではなるべく火を通していた)。塩焼きの写真だが、撮るのを忘れたまま半分ほど食べ進めてしまったので今回は割愛…。次回は刺し身も試してみようかな。