この日は以前から気になっていた堅尼地城(Kennedy Town)にある有名な飲茶の店、新興食家に行ってみることにした。このお店、開店時間が早朝3時で、午後4時には閉店してしまうのに加えて、しょっちゅう行列が出来ているのでなかなか敷居が高かったのだが、平日の午前中であればそれほど待たずに入れるだろう。
お茶代を含めて合計104香港ドル。香港のローカル感を味わいながら飲茶を楽しむにはよいと思う。住んでいるアパートから徒歩圏なので今度は早朝に来てみよう。
その後、街市などで食材の買い出しをしてアパートに戻り、午後からは油麻地のcinemathequeで映画鑑賞。戦後まもない時代の台湾を描いた作品『非情城市』を観た。
登場人物が多く、正直なところそれぞれの関係性を理解するのが大変だった。統治・領土をめぐる争いを通じて、いつの時代も一番辛い思いをするのは、現地で生活している人たちなわけで、そのことはきっと現代もまったく変わっていないだろうと気づかされる。
インドア生活という割には出歩いているのだが、少なくともブヨがいるような場所は避けているので、着実にブヨの毒は抜けて快方に向かっているのを感じる。もう少しの辛抱だ。