このところ週末は詠春拳の練習が中心。熱心に取り組んではいるものの、なかなか思ったようにできないことが多くて、一向に進歩している感覚はない。でも、師匠によると「よくなっている」とのことなので、とにかくその言葉を信じて頑張っているところ。
最初の三カ月は別の師匠のもとで詠春拳の基礎コースを受講していたのだけれど、5月から今の師匠のところで学び始めた。前述のとおり、まだ全然できないことばかりなのだが、学べば学ぶほど詠春拳というのは興味深く不思議な拳法だと感じていて、少しでも上達したいという気持ちが湧いてくる。
当面の課題として、
・肘から先は脱力(放鬆)。力の出どころはあくまでも肩から。
・体の中心線を守る。肘が(脇が)開いてしまってはダメ。埋踭を徹底する。
これが型(小念頭)でやるときはそこそこ出来ていても、いざ組手(黐手 chi1 sau2)となると滅茶苦茶になってしまう。でも型を学びつつ、師匠が実践的にどういう感覚で使うことになるのかを黐手を通じて示してくれるのですごく良い。
武館(道場)の雰囲気も、皆さん本当に詠春拳が好きで向上心をもって自発的に練習に励んでいるのが伝わってきて、なかなか居心地がよい。ちなみにレッスンは2時間なのだが、みんな熱心なあまり、最近はほぼ3時間コースになっていて、終わると疲労困憊、という状態だけれど…。
ついついやり始めると熱中し過ぎる性質なので、6月からは週三回のペースでレッスンを受ける予定。でも、決して焦らずに「慢慢行啦!」の精神で頑張っていきたいと思う。