香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

至福の厚切り牛たん!

海外にいるときは基本的に和食がなくてもあまり苦にならない性質なのだけれど、日本に出張で来ていると、やっぱりおいしい日本食が食べたくなる。そして昔から好きなのが牛たん定食。

昔、虎ノ門で働いていたことがあって、そのとき「牛たん焼 杜の都太助」という牛たんの専門店がオフィスの近くにあった。そしてランチに少し贅沢したいときには、よく「太助」に行っていたのだった。そんなわけで、牛たんの店は色々あるけれど、自分にとって牛たんといえばここの厚切り牛たん焼。厚切り牛たんの弾力ある歯ごたえ!「あー、牛たんを食っている」という至福のひとときを味わうこと出来る。

この日は午前中に仕事を終えて、ちょうどランチどきだったので有楽町駅近くで適当な店を探していたところ、この「牛たん焼 杜の都太助」の有楽町店が目に留まった。お値段は、昔通っていたときの3倍近くするようだけれど、せっかく日本に来ているのだから少しくらい贅沢しようと思い、店内へ。

注文したのは、牛たん焼き(味噌)8切とろろ定食。お値段は、、、3,500円近くだったが、香港で食べようと思ったらこんな値段では食べられないのだからと、自分を納得させる。

いやー、昔と変わらぬ厚切り牛たんの歯ごたえ、葱のたっぷり入った牛たんスープ、牛たん焼きに添えられている浅漬けと辛みの効いた獅子唐?、、、最高のランチを堪能した。もちろん、麦飯はおかわりして。

もうひとつ懐かしかったのが、なんと注文をとってくれた初老の女性が、昔虎ノ門店にいた人だったということ。話しかけようかと思ったけれど、ランチどきで忙しそうにしていたし、向こうは20年近く前の客の顔を覚えているはずもないのでやめておいた。でも懐かしい味と懐かしい顔(店舗は違うけど)、なんだか嬉しい気持ちになった。