この日はちょっと足を延ばして西貢へ。先日友人と一緒に西貢に来たときに、やはり西貢は海が綺麗で素晴らしいと実感したので、アクセスは少々大変だが、もう少し西貢を開拓してみたくなったのだ。
朝食を摂った後、ランチ用のおにぎりや釣り餌のアオイソメを調達し、前回と同様、西貢のバスターミナルから7番のミニバス(海下行き)に乗り込む。過去2回とも降りたい停留所でうまく降りれなかった苦い経験があるので、どうやって他の乗客が途中下車するのか、車内でしばし観察…。そうすると皆さん「下次站、有落!(次、降ります!)」と言っている。なるほど、これならいけそう。MTRのアナウンスで流れている「下一站」ではないんだ。幸いひとつ前の停留所で降りた人も「下次站、有落!」と言っていたので、自分も躊躇うことなくやや声を張って「下次站、有落!」と言ってみる。大成功。言葉はやっぱり実際に使ってみて伝わることが確認できると身についた感覚が得られる。
今回は、赤径碼頭(北側の大きいほう)からトレイルに入り、劉屋を目指して北上してこの半島の海岸をランガンしてみようと考えていた。ところが、赤径碼頭からのトレイルがどうしても見つからない。仕方なく、マクリホース・トレイルで大浪坳まで行き、そこから北上することにした。
蚺蛇灣までだったら行けるだろうと思っていたのだが、一旦下った後、また急な(しかも途中で藪漕ぎが必要そうな)トレイルを登り、それから海まで降りる必要がありそうだったので断念して引き返すことにした。単独行動のときに無理は禁物。
大浪坳に戻り、マクリホース・トレイルを東に進む。前回行った鹹田ではなく、その北側にある大灣を目指すことにした。
途中、トレイルがいくつも分岐していて分かりづらかったが、なんとか大灣に辿り着くことが出来た。
少し雲行きが怪しくなってきたので、早めに戻ることにした。基本的に来た道を引き返して、まだ餌が余っていたので赤径碼頭(南側の小さいほう)で投げてみることにした。1時間ほどやってキス2匹(良型1匹)。小さなキスがかかって釣り上げるときに、なにやらサゴシらしき魚が釣り上げようとしたキスにアタックしてきているのを目視。これは泳がせ釣りが出来るかも、と思って、しばらくメタルジグなどを投げてみたものの、結局大物は釣れず。でもこの場所ならばルアーで大物を狙えるチャンスはあるのかもしれない。
帰りぎわ、懸念していた通り、雨に降られてしまった。そして、もちろん西貢に着くと、恒例の彩虹行きのミニバスを待つ長蛇の列…。丸一日がかりになったが、夕食時にはアパート近くに戻ってこれたし、良い一日を過ごすことが出来た。