香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

蛇王海

地下鉄の西営盤駅近くにある蛇料理の店、蛇王海。気にはなっていたのだけれど、「蛇」という字のせいなのか、なかなか足が向かなかった。でもこの日は天気もよくて、時間もたっぷりあったためか、ふとチャレンジしてみる気になった。

小ぢんまりとした店。昼時は結構学生や地元の人が入っている。客層から、蛇料理が香港では一般的なんだと察せられる。

蛇料理、なにを注文したらよいか見当がつかなかったのだが、入り口に貼ってあったこの「蛇套餐」セットが背中を押してくれた。これを注文しよう。

蛇套餐(92香港ドル)。五蛇羹と五蛇湯のスープ2種というのが少し違和感があったけれどどれも美味しい。糯米飯は、臘腸か潤腸が選べたので潤腸をチョイス。

ちなみに蛇の肉は、鶏肉のササミっぽい感じ。鶏肉として出されても違和感ないと思う。ごちそうさまでした!

蛇王海でランチしたあとはMTRに乗って尖沙咀へ。前から気になっていた香港太空館を覗いてみることにする。

大人になって何か始める場合、子供のとき好きだったことを振り返ってみるのがよいらしい。振り返ってみると小学生のとき、ギリシャ神話の影響で星のことに興味を持ち、稚拙ではあるけれど天体観測にもチャレンジしていた。そんなわけで香港でやってみたいことのひとつに天体観測があるのだが、なかなか取っ掛かりがつかめない。太空館でなにか情報が得られるかと思ったのだが、時おりある天体観測イベントは広東語限定らしく、今の段階ではちょっとハードルが高そうだ。

蛇料理のあとは、香港デザートの芒果糯米飯。

テイクアウト(拎走)して、家で珈琲を淹れて下午茶タイム。芒果糯米飯は、温かい糯米飯のうえにマンゴーがのっていて練乳がかかっている。好き嫌いが分かれそうな甜品だが、たまに食べたくなる。

香港生活へ

日曜の早朝に香港に戻ってきた。今日一日はのんびりして香港での生活サイクルを整えるいわば調整日。

空港に到着するのが早朝6時過ぎなので、香港駅行きのエアポートエクスプレスに乗り込み、そこからMTRに乗り換えてアパートへ向かう。スーツケースを引きずりながら最寄り駅からアパートまでの途中にある茶餐に立ち寄り、早餐セットで朝食を済ませるのが最近の定番だ。

アパートに戻ったあとはシャワーを浴び、家人に無事到着したというメッセージを送った後、ベッドで休む。このリカバリープロセスを経て、ようやくまともに機能しはじめる感じ。昔は深夜便で早朝に到着したあと、シャワーを浴びてすぐに仕事なんて普通だったけれど、そんな無茶は今では考えられない。

昼前になって、近所の徳記へランチを食べに行く。

徳記へ向かう途中の風景。ここはいったいどこ?という写真だが、香港では休日はメイドさんが一斉にお休みするので、東南アジア系の女性が街のいたるところで集まっているのだ。特にこの場所はフィリピンレストランがあり、休日はそこに集まってくるメイドさんたちでいつも溢れかえっている。ちなみに『ハッピーショップ』というカタカナ表記の店も、意外と日本語が書かれた看板などがある香港らしい風景だ。

徳記では、蒸肉餅(蒸しハンバーグ)をいただく。

徳記でランチをとった後は、スーパーで牛乳やらパンやらを買い、アパートに戻ってひと休み。そして3時過ぎに下午茶に出かける。

普段よく行くカフェ(The Missing Piece Cafe)が満席だったので、初めてのカフェ、#Coffeeへ。

カプチーノを飲みながら、半時間ほど読書をして過ごす。なかなかよいカフェだった。

夜は少し広東語の勉強したり、アパートのジムへ行って功夫の練習をしたりして過ごす。この一日ですっかり香港生活へ戻ることができた。

日本での休日

今回の出張のひとつの目的は人間ドック。特に体調に変化はないし、定期的に運動をしているので身体も調子は悪くないのだが、コロナ明け後は一応、年に一度は受けるようしている。

健康診断が終わったあとは病院の近くにある商業施設内で利用できる食事券をもらえるのだけれど、せっかく日本に来ているので以前から行ってみたかった老舗のうなぎ屋に行くことにした。

蒲田にある老舗のうなぎ屋、寿々㐂 。

メニュー。せっかくなので少し贅沢をしてお重を注文。贅沢しようと思いながら、赤重ではなくお重を選ぶあたりが自分らしい。赤重や蒲焼き御飯との違いはなんだろう。

お重。半年ほど前に、両親を訪問する際にテイクアウトでチェーン店の特上のうな重を持って行ったが、やはり老舗で食べるうな重は雰囲気も味わえるので格別だ。

食事を済ませた後は、ラゾーナ川崎で出張のお土産を購入し、帰宅途中に池上で途中下車してお茶することにする。

コーヒーとケーキという気分ではなかったので、久寿餅が食べられる池田屋へ。

久寿餅とおでんのセット(1,250円)。お茶がたっぷり飲めるのもよい。

久寿餅という当て字は池田屋発祥らしい。

帰宅後、夕飯前に銭湯(はすぬま湯)でひとっぷろ浴びてリラックス。実は4月に帰国した際も、似たような休日を過ごしていたことに気づく。

たっぷり日本の休日を満喫して、深夜便で香港へ戻った。

甘酒横丁

日本への出張の機会を利用して、新卒で入社した会社の先輩とランチ。長年、お互い同じ業界で働いているので、定期的に情報交換をさせてもらっている。

先輩が予約してくれたのが、人形町にある洋食屋の芳味亭。昔ながらの洋食屋。とても風情があり、落ち着ける。

この芳味亭がある通りは「甘酒横丁」というらしい。

甘酒横丁、昔ながらの個人商店が軒を連ねていて、とてもいい雰囲気の通りだ。

人形町は滅多に来ることはないが、落ち着いたいい感じの街だった。今度は休日にゆっくり街歩きするのもよいかもしれない。

映画『ルックバック』(実写版)

この日は、藤本タツキ氏原作の『ルックバック』の実写版を観に行った。漫画も読み、アニメ版映画も観ていたので、はたして実写版を観に行こうか少し迷ったのだけれど、藤本タツキ氏の独特の世界観が結構好きなのと、『ルックバック』には『チェーンソーマン』のような残虐シーンがほとんどないのもわかっていたので、少し安心もしていた(昔から残虐シーンは苦手なのだ)。

映画『ルックバック』。

実写版、俳優陣のうまさと映像の美しさもあり、心に沁みた。そして、小学生の頃、自分も友人とふたりで漫画を描いていたことをふと思い出した。

ちなみに約2年前にアニメ版の映画を観に行ったときのブログ記事があった(同じようなことを書いている…)。

hakurakuhk.hatenablog.com

道を歩いていると、日本城が真好城にリニューアルする作業が進んでいた。

行山(流水響水塘)

この日は久しぶりのハイキング(行山)。普段は簡易な釣り道具を持って行って、釣れそうなポイントがあればちょっと釣りをするハイキング&フィッシングのスタイルが多いのだけれど、今回は海岸を通らないルートなのでハイキングのみである。大埔の北側に位置する八仙嶺郊野公園にあるハイキングコース。

スタートはMTRの大埔墟駅。ここに来たらまずは大埔墟街市に入っている東記上海麵でエネルギー補給である。

いつもの(といっても三回目だけど)メニュー(炸醤麵+豬扒と凍檸茶で64香港ドル也)。驚くべきことに、数カ月ぶり三度目の来店にも関わらず、なんと店員さんが自分のことを覚えてくれていた。

大埔墟街市から徒歩で北上し、魚角村、鳳園へと向かう。

わかりづらいが、沙螺洞の案内板が出てきたらようやくトレイルへの入口に来た証拠だ。

李屋村の入口。

沙螺洞。古い家屋が見えるが、恐らく今は使われてない模様。

廃墟の周辺に緑が生い茂っている。窪地になっているため水はけが悪い。

士多(売店)を発見。ここを通り抜けるのかと思いきや、行きどまりだった。

鶴藪、平山仔のほうへと向かう。

廃墟ばかりではなく、畑もあった(写真には写ってないが農作業をしている人たちもいた)。

沙螺洞から鶴藪に向かうトレイル。

アップダウンもそこそこあるので、足腰のいいトレーニングになる。

とても綺麗な蝶が水たまりに集まっていた。ルリモンアゲハというようだ。

鶴藪水塘に到着。

珍しく水塘で釣りをしている人がいる。

なぜなら水塘は基本的に許可なく釣りはできないらしい。さっきの釣り人はライセンスを取得していたのだろう。

わかりにくいが、ここから流水響水塘に行くにはこの先を進むようだ。

流水響水塘の案内が出てきた。

トレイルをかなり登ったあと、眼下にようやく流水響水塘が見えてきた。

流水響水塘。このコース、距離はさほどないけれどアップダウンがあるので侮れない。

帰りはここから西のほう(粉嶺方面)まで進んで行き、車道(粉嶺續道)に出たあと小巴で大埔墟へ戻った。

今回のハイキングコースの参考にしたのはこちらのガイドブック。

そしてこちらが地図。流水響水塘がゴールになっているが、帰路の最後まで示しておいてほしいものだ(このFinish地点からの道のりもそれなりにあった...)。

たぶん距離は7キロ程度だが、アップダウンが多いのでかなりいいトレーニングになった。たまには行山もよいものだと再認識。お疲れさまでした(自分へ)。

魚蛋を食べ、映画をみる

石硤尾に広東語の先生おすすめの魚蛋が食べられる小食があるので、以前から行きたいと思っていた。そして、この日ついに念願がかなって石硤尾の小食へ。

真好運美食滋味屋。ここの魚蛋が絶品とのこと。

2時過ぎでそれほど忙しくなかったせいか、お店のおばさんが「日本人なの?香港に住んでるの?」と聞いてきた。香港で働いていて、友人にここの魚蛋が美味しいと聞いたから買いに来たと広東語で説明。そうすると嬉しそうに「またおいでよ」と言ってくれた。

これがおすすめの魚蛋。一串(10香港ドル)では不十分なので、二串購入。

魚蛋だけだと喉が渇くので、飲み物として甘蔗汁を購入。

魚蛋、ぷりぷりとした食感で美味しかった。甘蔗汁の自然な甘さとの相性もよかった。

小腹を満たしたあと、油麻地のcinemathequeで香港映画の名作『欲望の翼』の4Kリマスター版を鑑賞。

王家衛監督の心に残る印象的なカメラアングル。きっとネットとかでも観られるのだろうけど、名作映画はやはり映画館のスクリーンで鑑賞するのがいい。香港風味たっぷりの充実した時間を過ごすことが出来た。