香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

映画『燈火闌珊』(消えゆく燈火)

金曜日の夜、仕事が終わったあとに油麻地のcinemathequeへ。本日のお目当ては、香港映画の『燈火闌珊』。どうやら昨秋の東京国際映画祭で上映された作品のようで、邦題は『消えゆく燈火』。香港の夜の繁華街を彩るネオンサインは安全性の問題などもあって近年廃れていっているそうだが、そうした時代背景をふまえつつ香港のネオン職人とその家族の人生を中心に描いた作品。

映画館の館内にあるディスプレイには小さいけれど本物のネオンサインも展示されていた。

ちょっとした寂しさを感じつつも心が温まるストーリーだった。そしてエンドロールでは、実際のネオン職人たちの経歴と主な作品(ネオン)も紹介されていて興味深かった。ネオンサインは年々減りつつあるそうだが、これからは意識して見てみよう。

映画の帰り、小腹がすいたので油麻地駅近くの牛モツ屋に立ち寄った。

廟街牛什粉麺。1968と書いてあるので50年以上の歴史があるのだろうか。

牛什=牛モツ。持ち帰るか、その場でスタンディングで食べるスタイル。

細碗(小さいサイズ)が30香港ドル。ほとんどがモツで少し大根が入っている。

小さいサイズでもかなり食べ応えあり。隣のおじさんはアルコールを飲みながら食べていた。そう、これはコンビニでビールでも買って飲みながら食べるべき!次からはそうしよう。

家の近所にネオンサインなんてあったかな…と思いながら歩いていたら、あった!

帰りがけに家の近所でネオンサインを発見。ガラス管を火であぶりながら手で曲げて作っているかと思うと普段は何気なく見過ごしていたネオンサインも愛おしい。