このところ立て続けに日本から友人が遊びに来て、「香港らしさ」を味わいたいということで何度かトラムに乗る機会があった。広東語では叮叮(Ding1 Ding1)といい、たしかに身近な交通手段なのだけれど、ずっと「トラムに乗るんだったら歩いたほうが速いくらいでは…」と思っていて、まず利用することはなかった。
でも、友人と一緒に乗ってみるとなんだか新鮮で気持ちがよかった(もちろん、そんなに混んでなければの話だけど…)。意外に頻繁に運行しているようだし、窓が開いていて夕方はそこそこ自然の風がはいってくるのもいい(単に冷房がないだけ?)。香港はどこでも冷房が効きすぎているので、その点、トラムは窓開放がデフォルトのようで嬉しい。おまけに、運賃は3香港ドルと安い。
そんなわけで、朝の通勤はたいていMTRを使うのだけれど、最近は帰りはトラムに乗るのが気に入っている。