香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

煲仔飯の季節到来

先週頃からようやく香港も冬らしくなってきた。冬といっても日本と比べると断然暖かくて最低気温が12~13℃くらいなのだが、この一週間で一気に気温が下がったせいか、体感温度としてはもっと寒く感じる。

でも、これまでは日中少し歩くと汗ばむくらいの暑さだったので、むしろこれくらいの気温のほうが快適だ。そして、寒くなってくるこの季節に食べたくなってくるのが煲仔飯!土鍋で炊いたあつあつのご飯に色んな具が載っている庶民料理だ。牛ひき肉と卵が載っている窩蛋牛肉煲仔飯や、椎茸と鶏肉の乗った北菇雞煲仔飯など色んな種類がある。

というわけで、本日の夕食は近所の街市の熟食中心(フードコート)に入っている成發海鮮小厨にて煲仔飯をいただくことにした。

平日の20時過ぎ。今日はほぼ満席のようだ。ひとりで入ると店の端のほうに一人用の席を作ってくれた。

この店のメニューをみると、さまざまな種類の煲仔飯が大体100香港ドル前後で載っている。せっかくなのでこれまで食べたことのないものにしようと思い、選んだのがこれ。

臘腸潤腸煲仔飯、100香港ドル。臘腸が豚肉ソーセージ(サラミ)、潤腸が豚肉とレバーのソーセージ(サラミ)。

臘腸と潤腸のみがドーンと土鍋ご飯の上に載っている潔いスタイル。この中華サラミ、最初に食べたときは「独特の風味だな」くらいにしか思わなかったのだが、なんかクセになる味。ミルクティーが香港式の奶茶じゃないと物足りなく感じてしまうのと同じような感覚かな。

これだけ一度に臘腸と潤腸を食したのは初めてだった。うまい。うまいけど一人には多すぎたかもしれない。やはり中庸が大切だな。もちろん臘腸と潤腸だけではなく、土鍋の底のおこげがまた格別だった。ごちそうさまでした!