香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

冬大過年

今日は冬至。一年でもっとも日照時間が短い日。職場の近くで昼食をとったあと、行きつけのコーヒーショップへ。ほぼ毎日、昼食後にここに立ち寄ってコーヒーをテイクアウトするので、店主とはすっかり顔なじみ。コーヒーを買ったあと、しばらく店主と立ち話をしてオフィスに戻るのがルーティーンとなっている(すごく小さなショップだからなのか、他の客が来ることはほぼない…)。

店主はけっこうおしゃべり好きで、香港ならではの習慣や文化に違いなども色々と教えてくれるので、とても助かっている。で、今日の話題はもちろん冬至。店主いわく、香港では、冬至の日は早く家に帰ってみんなで一緒に食事をするのが一般的とのこと。「冬大過年」という言葉もあるくらいで、これは「冬至は新年よりも大切」という意味らしい。なるほど、それで今日は職場の香港人の同僚が休みをとったりしていたわけか。

そして冬至には、湯圓(トンユン)という暖かいスイーツを食べる習慣があるとのことだったので、帰りにアパートの近くの甜品屋で湯圓を購入することにした。

滔滔甜品。アパートから歩いて2~3分のところにあるスイーツ屋。今日は湯圓をもとめる人が多いせいか、いつもより盛況だ。

湯圓(23香港ドル)。生姜のきいた甘いスープのなかに、ごまペースト入りの団子が入っていて、身体が温まる一品だ。

コーヒーショップの店主から「冬大過年」と聞いていたので、もっと店が閉まっている状況を想像していたが、意外と開いている店も多かったのでよかった。夕食後のデザートに湯圓をたべて、少しだけ香港の冬至気分を味わう。好味!