香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

東澳古道

かれこれ4カ月ほど、お湯が出ないという問題が発生していた。それでも先週くらいまでは気温が高かったのと、最近は夜に筋トレをする習慣なので、筋トレで汗をかいてからそのまま冷水シャワーを浴びるというスタイルで何とかやってきた。でも、そろそろ香港も涼しくなってきたので、大家さんに連絡してヒーター(湯沸し器のようなものだろうか)を直してもらうことにした。大家さんは早速業者を手配してくれて、この日の午前中はヒーターの交換。無事にお湯が出るようになって、ひと安心。これで筋トレをしなくてもシャワーを浴びられる(笑)。

お湯も出るようになったことだし、午後からどこかに出かけようと思い、Google Mapを眺める。ふと目にとまったのが、ランタオ島の北側、「東澳古道」。東涌から大澳までほぼ海岸に沿って通っているトレイルのようだ。古道という言葉にも惹かれるし、これはなかなか面白そうだ。

一応、釣り竿も持っていく。でもイメージとしてはハイキング8、釣り2くらいの配分で、良さそうな釣りスポットがあれば投げてみるかなという程度。

東澳古道は、その名が示すとおり、東涌と大澳を結ぶトレイル。MTRの東涌駅から案内板を頼りに進む。

途中、わかりづらいところもあるが、とにかく案内板を信じて進もう。

ようやく古道の入口に到着。すでに14時過ぎなので大澳まで行くかどうかはわからないけれど、とりあえず途中にある灣のような場所には行ってみたい。

東涌侯王古廟。清朝の時代の建物らしいが、ずいぶん新しく見える。

古道から海に出られそうな碼頭があれば、とりあえず立ち寄る。ここで釣りはないかな。

䃟頭村に入る。䃟頭村農家生活館では、昔の農家の様子が再現されており、近くのベンチに座っていたおばさんに「見ていきなよ」と言われたので立ち寄ってみた。

正直、こうした道具などを見ても知識がなさ過ぎて、「ふーん」という感想になってしまう自分が残念ではある。神棚があるというのが、日本との類似点かな。

続いては、沙螺灣の西側にある碼頭を目指すことにする。

と思っていたのだけれど、なぜか写真に残っていなかった。スルーしてしまったのだろうか…。

沙螺灣の隣に位置する䃟石灣碼頭がなかなか良さそうだったので、ちょっと釣りをしてみることにする。

この洞穴がいい感じ。子供のときだったら間違いなく探検してたような場所。

釣りをしていたら、地元のおじさんが「釣れる?」と聞いてきた。まったく釣れてないよと答えると、「釣りをするなら沙螺灣がいいよ。釣り人はみんなあっちで釣ってる。」と貴重な情報を教えてくれた。どんな種類の魚かや大きさまで説明してくれたのだけど、残念ながらよく分からず…。

でもこのスポットでもあたりはちょくちょくある。なんとなく餌取りのフグとかの感触だけれど。

左側には沙灘が広がっていて気持ちがよい。

釣りは30分ほどで切り上げて結局釣れず。さて、時刻は16時。これから東涌に引き返すか、大澳まで行くか。実はもう大澳のほうが近くなっていることに気づいたので、せっかくだから大澳まで歩くことにする。

深屈灣のあたりには士多があり、近くに碼頭もあって釣りもできそうだった。

この茜草灣っていう場所、今回は見送ったけれど、次はぜひ試してみたい。

大澳近くの古道は未舗装。こういう道のほうが好きだけれど、崖になっている場所もあるので少し注意。

終盤はやや急ぎ足で、あっという間に大澳へ到着。

終盤急いだのには理由があって、大澳からバスで帰ろうとすると夕方になるとハイキング客で長蛇の列になるため。なんとか17時前に大澳に着いたのだけれど、案の定、東涌行きのバスはすでに大行列だった。

でも、東澳古道を踏破できたし、地元のおじさんから釣りスポットの情報も得られたし、なかなか充実した半日だった。近いうちに再訪決定だな。今度は午前中からじっくりとまわってみたい。