香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

蝦でシャコ

前日のナイトシーバスはまたしても散々な結果に終わった。帰宅が午前3時半、就寝は4時過ぎだったので、この日は当然のごとく昼前まで寝床に。さすがに昨日の今日で釣りはないかな…と思ってたのだが、起きてカーテンを開けると、昨日にもまして良い天気だ。

こんな日に釣りに行かないのは勿体ないと思ってしまい、昼過ぎになってとりあえず釣り道具を持って、外出した。なるべく近くで、自然が満喫できそうな場所…鴨脷排かランタオ島の草灣碼頭あたりかなとぼんやり考えながら、行き先の決まらないまま、なんとなく焼味飯をテイクアウト。近くのベンチに座って焼味飯を食べながら考えた結果、久しぶりにロケハンに出かけることにした。

今まで行ったことがなくて、でもアクセスしやすい場所…ということで、以前からめぼしをつけていた鹿頸村へ向かうことに。

鹿頸村は、東涌線の欣澳駅(Sunny Bay)から徒歩圏にある。いつも東涌へ行くときに「ここでも釣りできそうだな…」と思って車窓から眺めていた場所だ。

香港駅からMTRの東涌線で欣澳駅(Sunny Bay)まで行き、そこから海沿いを西へ歩いていく。

欣澳駅(Sunny Bay)。ディズニーランド行きの電車に乗り換えるためか、乗降客が多い。

駅前のバスターミナルを越えると、すぐ目の前に陰澳灣が広がっている。

陰澳灣で釣りをしていた人に聞いたところ、バスが釣れるとのこと。浮き釣りの人が多かったので、底がゴロタで根がかりしやすいのかもしれない。

とりあえず陰澳灣を右手に眺めつつ、鹿頸村へと進んでいく。道は一応クルマも通行可能なようだが、海沿いの遊歩道のような感じになっていて散歩(ハイキング?)している人たちも多かった。

鹿頸村へのトレイルはこんな感じ。アクセスしやすいためか、結構ハイカーが多かった。

鹿頸碼頭と、鹿頸村側からみた陰澳灣。

鹿頸碼頭からさらに北上して、長索につながる砂洲を渡ったあたりで、陰澳灣とは反対側にある鹿頸灣でとりあえず釣りをすることにした。

鹿頸灣。ここも恐らくゴロタで、根がかりのリスクが高そうだけれど、まずは投げてみる。

餌はだいぶ前に坪洲の街市で購入したエビの残り(冷凍保存していたもの)。特に期待もせずに投げていると、何やらゴミが引っ掛かったような感触が…

と思ったら、なんとシャコが釣れた!蝦でタイならぬ、蝦でシャコ。何はともあれシャコを釣るのは初めてなので嬉しい。

いつもだったら持ち帰って調理するのだけれど、今日はロケハン目的だったため、持ち帰るようの袋すら持たずに来たため、残念ながらリリース。

その後も少しアタリはあったので、アクセスしやすさと環境の良さを考えると悪くない釣り場のような気がする。今度はアオイソメで、もう少し広い範囲を探ってみる価値は十分ありそうだ。

1時間ほど釣りをした後、東涌線沿いを欣澳駅のほうへ歩いていく。

こういう予測不能な出来事があるから釣りはやめられないんだよな。今回のロケハンはひとまず成功だったようだ。鹿頸灣、また来よう。