香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

長洲(Cheung Chau)

長洲(Cheung Chau)…南丫島の西、ランタオ島の南東部にあって南丫島を二回りほど小さくしたような島だ。小さいけれどもフェリーの便数や漁船が多く、観光客向けの商店街も充実している。そしてなんといっても釣餌屋もあるという非常に便利なところだ。

長洲のフェリー乗り場側には漁船とおぼしき小さ目の船が密集している。

実は1年ほど前に長洲の南側にある五行石と白鰽灣に釣行したことがあるのだが、ひたすら根がかりし続けて散々な目にあったことがあり、それ以来「長洲」によいイメージを持てず避けてきた。でも最近知り合った釣りに詳しい人からキス釣りだったら手軽で釣果が期待できるのは長洲の東灣ということを聞き、久々に来てみた次第。

東灣はフェリー乗り場の反対側にあるのだが、反対側といっても直線距離で200mもないくらいアクセスがよい。ビーチになっているので海水浴場があったり、マリンスポーツを楽しむ人がいたりするので、そうした場所を避ける必要はあるが、海は穏やかだし根がかりも殆どないというなかなか良い釣りスポットだ。

東灣。海に向かって右側のほうには海水浴場があり、その左隣付近ではSAPやカヤックを楽しんでいる人達がいた。

結局昼前から2時間ほど投げて、キス2匹、コトヒキ1匹、クロサギ1匹。知り合いと一緒に手軽にキス釣りを楽しむにはうってつけのポイントだということがよくわかった。途中で地元のおばさんが結構な量のオキアミのパックを差し入れてくれるという嬉しいサプライズもあった。香港の人、優しい人が多いと思う。

あえてこの場所の難点をいえば、砂浜を散歩するひとが通り過ぎることが多いので、一応投げるときには注意しないといけないことくらいかな。まあこれだけアクセスが便利だと仕方ないのだけれど。

昼過ぎになった頃にせっかくだから長洲の北側も少し見てみようと思い、大貴灣まで北上した後、ハイキングトレイルを通って東灣仔と北角咀を見下ろせる北眺亭(North Lookout Pavilion)まで登ってみた。

北眺亭から北角咀を望んだ写真。このままハイキングコースを下っていくと海まで辿りつけそうなのだが、今回はやめておいた。

北角咀、東灣仔ともに遠目では釣りのスポットとしてなかなか良さそうな場所だと思ったのだが、炎天下のなかフェリー乗り場とは反対側のほうまでハイキングコースを下るという決断には至らず。14時発の高速フェリーで香港島までの帰路についた。

フェリー乗り場までの帰り道の途中にあった北帝廟。小さな島に、こんな立派な廟があるなんて意外だった。