活き蝦での釣りは苦戦が続いている。馴染みの釣餌屋のおばさんに、どこで釣るのがよいかアドバイスを求めたところ、西環エリアの海沿いか中環碼頭あたりとのこと(たぶん…なんせ廣東話なので大まかにしか理解できなかった)。
なので、まずは近所の海沿いにある西環海中心公園近くで投げてみる。たしかにこの周辺で先日大きなフグを釣り上げていたおじさんを見かけたし、灯台暗しで意外にここが穴場なのかも、と淡い期待を抱きながらやってみたが…そんなに甘くなかった。根がかりはするし、周辺に人は多いし、頻繁に釣れているか聞かれるし、あたりも全然なし。早めに見切りをつけて、とりあえず堅尼地城(Kennedy Town)の釣りスポットに向かうことにした。
途中で昼食を摂ろうと思い、適当な店を探しながら歩いていると、よさそうな點心専門店を発見。
焼売、蝦餃、小籠包、香滑流沙包(カスタード饅)でお茶代含めて71香港ドル。なかなか良かった。
そして本日二カ所目の釣りスポットへ。
活き蝦で何度か挑戦してみたが、一向にあたりがない。ボウズだと悔しいので、紅蟲で試してみた(アオイソメ=青蟲ではなくて、紅蟲。アオイソメの倍の価格だが、釣餌屋のおばさんのおすすめに従ってみた)。そうすると…
カワハギが釣れた!おなかの下のヒレのようなものがやたら大きいので、普通のカワハギではなさそうだが。それにしてもカワハギっていうのは、ずいぶんと不思議な形態をした魚だ。
その後も紅蟲ではそこそこあたりがあったが、カワハギ以外は20cm大のクロサギが1匹釣れたのみ。二匹とも隣りで釣りをしていたおじさんに差し上げた。なかなか思うような釣果が出ない日が続いているが、それもまた良し。場所、餌、仕掛け…まだまだ試行錯誤は続くようだ。