土曜日は、最近ご近所に引っ越してきた釣り仲間と一緒に釣行。香港大學駅の出口で待ち合わせて、まずはいつもの釣餌屋とダイソー(の釣具コーナー)を案内する。エサ釣りをする釣り人にとって、アオイソメや活き海老を調達する場所をおさえておくのは重要。しかも、この釣餌屋は格安な餌木も売っているのでありがたい(安いものは20香港ドル未満だ)。そして釣餌屋のすぐそばにあるダイソーにもわずかだが釣具が売っていて、格安なルアーが手に入る。
釣餌を調達したあと、ランチには少し早い時間だったが、島に渡る前にまずは飲茶で腹ごしらえ。ひとり飲茶の定番の店、新興發點心に行く。香港で単身生活をしていると、一人で気軽に入れる飲茶の店が近所にあると何かと便利。この店、常連になっても店員は相変わらず塩対応なのだが、點心の味は友人にも気に入ってもらったようで何よりだ。こんな感じで香港大學〜西營盤のエリアを案内しながら中環のフェリーターミナルまでのんびり歩いていった。
本日の釣行は、自分にとっては3週連続となる南丫島の蘆荻灣。そして釣り物はアオリイカとカワハギ。昼過ぎに蘆荻灣に到着すると、本格的な釣り道具をそろえた若者グループが釣り糸を垂らしていた。さて、今日はどうだろうか…。
まずはエギングから始めたが、一向にあたりなし。一時間ほど投げてみて、さっぱり気配もないので、続いてアオイソメを使った餌釣りでカワハギを狙う。ところがこの日はなぜか根がかりが連発…。結局、友人はカサゴ1匹とベラ1匹、自分はベラ2匹というやや残念な結果となった。
若者グループのほうは、ひとりがウェットスーツを着て、海に潜って魚(カワハギ)を捕まえていた。碼頭からは釣れていた様子はなかったが、近くの別のポイントでアオリイカが釣れたようで、彼らはアオリイカ2杯、カワハギ2匹という釣果だったようだ。自分たちが釣れなかったのは残念だったが、蘆荻灣にはアオリイカとカワハギがいるということが再確認できたことは朗報。
蘆荻灣から榕樹灣までの帰路の途中で、珍しい虫を発見。
撮った写真を使ってGoogle Lensで検索をかけてみると、どうやら「テングビワハゴロモ」という東南アジアに生息しているセミの仲間らしいことがわかった。しかも、興味ぶかいことに、この虫はライチなどの果樹の樹液を吸うことから、この角を折って体液を吸うと甘いのだとか…。ネットで色々と検索してみると、実際に試した人のブログなどもあって、その好奇心の強さと行動力に関心してしまった。
この日の釣果はいまいちだったが、珍しい虫(テングビワハゴロモ)も見れたし、豆腐花も美味しかったし、なかなか充実した休日だった。そして、夕食は久しぶりに西營盤にある四川料理の名店、川之源へ。ひとりだとせいぜい二皿しか食べられないが、二人だと三皿はいけるので、やはりこの手の店は複数名で行くに限る。写真を撮るのを失念してしまったのが残念だったが、四川料理の辛さと黒酢の酸味が疲れた身体に沁みわたって大満足だった。ごちそうさまでした!