帰路の風景

平日の夕方、仕事が終わり帰路につく。

上環の澳門フェリーターミナルから西環方面に通じている海沿いの遊歩道。

中山紀念公園付近。遠目からみると街灯が十字架のように見え、何やら墓標のように感じられなくもない。

中山紀念公園にある孫文の銅像。その後方は海を挟んで九龍サイドだ。

海沿いを歩いて帰路につくのは気持ちがよいものだが、アパートに戻るにはもちろん街中を通らざるを得ない。この季節になるとエアコンの室外機から滴り落ちてくる水に注意が必要。

将来、香港での生活を振り返るときに、意外と懐かしく思い出されるのはきれいな海の風景ではなくて、古びたビルとむき出しの室外機から滴り落ちてくる水に注意しながら歩いていたような些細な日常なのかもしれない。