自転車のサドルが経年劣化のせいなのか、表皮部分がはがれてきて、乗るたびにお尻が真っ黒に汚れてしまう状態だった。それほど日本に帰ってこなかったのでそのまま放置していたのだけれど、やはり天気の良い日は自転車に乗りたいという気持ちが募ってきて、新しいサドルを購入。
夕方から昔の職場の先輩と忘年会があるのだが、その前に新しいサドルをつけた自転車で多摩川沿いを試走してみることにした。
このあたりでこの時期に何が釣れるのか興味津々だ。明らかに年季が入っていそうなおじさんに話かけてみた。
どうやら今の時期はハゼくらいだそうだ。アオイソメかホタテで浮き釣り。そのおじさんは、ハゼの内臓と鱗をとったあと、日本酒にしばらく漬け込んで干して（干して漬け込むだったかな）、ホットケーキミックスをつけて丸ごと油で揚げるとうまいんだと教えてくれた。実際に、以前つくったものを持ってきていて、試食させてくれたのだが、本当にうまい。ひとりだと釣ってもすぐに食べきれないことが多いので、魚を干すテクニックは研究する価値ありだなと思った。
このあたり、時期によってはクロダイやシーバス、ウグイなども釣れるらしい。あとウナギ。ウナギの仕掛けが80本くらい入っていると教えてくれたので、漁師が仕掛けているのかと思って尋ねたら、「いや、あいつは肉屋だよ」と言っていた。地元の知り合いなのかな。それからモズクガニも獲れるそうだ。すごい。
日本でもこんな身近なところで魚を釣って、さばいて食べることが出来るとは、とてもよい情報を教えてもらった。次回の日本出張は釣り道具を持参しよう。
