香港も連日暑い…。暑さのあまりハイカー達もまばらな季節だが、昼前になって釣行を決断。行き先は…手軽にアクセスできる割に魚影が濃い草灣碼頭周辺にした。先週は夕方になってしまったので探索できなかったが、余裕があれば扒頭鼓北灣へのアプローチも探ってみたかったのだ。
12時半前に青嶼幹線巴士轉乘站に到着。真夏のしかも真昼間だったが、扒頭鼓北灣を意識していたので今日は山越えルート(花瓶頂ルート)を選択した。
花瓶頂まで登り切って、眺望を堪能して一息ついていたら…なんと蛇に遭遇。しかも明らかに敵意をむき出しにしてこちらを威嚇しているではないか…。
もちろん見ただけで毒性のある蛇かどうかわかる訳もなく、ただ咄嗟に頭をよぎったのは「万が一こんなところで毒性の強い蛇に咬まれたらヤバイ」ということだ。なんといっても、今日はそもそも一人もハイカーを見かけてないのだから…。刺激しないように距離を保ちながら恐る恐る脇を通らせてもらった(あとで調べたところ毒性の低い蛇だった模様)。
扒頭鼓北灣に向かうためにはどうやらかなり迂回してトレイルを進んでいく必要がありそうなことがわかり、蛇に遭遇したこともあって、今日は無理をしないことにした。探求心はあるものの、基本的に憶病な性格なので…。
今日の最初の釣り場は、花坪にある小さなサーフ。サーフの端(海に向かって右端)に小さな流れ込みがあって、何となくその流れ込みを意識しながら投げてみた。すると、良型のキス、コトヒキなどがヒット。やはりこの辺りは魚影が濃いようだ。
あたりも多いし、それほど根がからない。間違いなくいい釣りスポットなのだが、不思議なもので「ひょっとするともっと良い釣り場が近くにあるのでは」という気持ちがわいてくる。岩場を伝って、より奥の方(つまり扒頭鼓北灣の方面)へと進んでみることにした。
岩場を伝っていく途中、本格的な格好をした若い釣り人をみかける。エギングをしているようだったが、イカがいるのだろうか。
岩が海に向かってせり出している場所を選んで投げてみる。サーフからみるとかなり沖のほうに投げているので、素人感覚だとなんとなく大物が狙えるような気がするのだが…現実はそんなに甘くなかった。魚のあたりはあるものの、むしろより小物が連発するという結果に。チャリコ、クロサギ、メゴチ、そしてエソ?(魚種不明)と魚の種類は豊富だったのだが、いずれもサイズは10~15cm程度。でも気づいたら、サーフで釣った2魚種を含めると、今日は6種目釣りを達成したわけだ。3時間ほどで合計10匹以上は釣れているし、なかなかの釣果といってよいかもしれない。
夏の釣りの場合、強い日差しに照らされて体力を消耗したせいなのか、毎回帰りの疲労感が半端ではない。もちろんバス停に戻るルートは山越えではなく、橋のたもとに向かうルートを選択した。それにしても6種目釣りを達成できたのは嬉しいが、そろそろ大物を釣り上げたいものだ。そろそろ船釣りにチャレンジしてみるかな。