香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

カニ釣りを試す

先日、ランタオ島の花坪で運よくいいサイズのガザミ(ワタリガニ)を釣り上げることができ、カニ鍋を堪能することが出来た。そのときの記憶が鮮明に刻み込まれていることに加え、最近、香港もようやく涼しくなり、夕飯は手軽な鍋料理を作ることが多くなってきたので、ここはもう少し本格的にカニを釣ってみようと思い立った。振り返ってみると、花坪のあの付近は間違いなくカニがいる。以前、魚籠に入れたキスがカニに食いちぎられていたこともあったくらい。

ネットで調べてみると、自作のカニ釣り仕掛けが紹介されていた。どうやらネット状のものさえ手に入れれば仕掛けを自作するのは難しくなさそうだ。そこで近所のダイソーで防鳥ネットやストッキング状のネットを買い込んできた(近所にダイソーがあるのは本当にありがたい)。そして餌には日系スーパーで購入したサバの切り身を使うことにした。

近所の日系スーパー(一田)で購入したサバの切り身、23香港ドル

金曜夜の段階では、早朝から出かけるつもりだったのだが、残念ながら体調がすぐれず頭が重かったので二度寝。10時過ぎになってようやく寝床から這い出し、まだ万全の体調とはいえなかったものの、天気が良さそうだったので釣行を決断した。昼過ぎのバスでランタオ島の青嶼幹線巴士転乗站へ向かう。

花坪に向かうトレイルから撮った一枚。すすきの穂が季節の移り変わりを示している。さすがに12月だからね。

昼飯は、途中のコンビニで買ったサンドイッチと港式奶茶

花坪に到着すると碼頭にはすでに先客の釣り人あり。いつもの岩場まで行き、カニ釣りの仕掛けを準備する。

これが自作のカニ釣り仕掛け。30gの重りとともに投げ入れる。果たしてうまくいくのだろうか…。

ストッキング状の袋にサバの切り身を入れて、それを食べようと集まったカニが防鳥ネットに絡まるのを利用して釣り上げるというプラン。投げ入れた後、7~8分後に引き揚げてみると…見事にカニが絡まっていた。でも前回ほどの大きさではなかったせいか釣り上げて手元に引き寄せる途中で落下。岩場に落ちた後に隙間に逃げ込まれてしまった。その後は、別の竿でアオイソメを使って通常の釣りをしながら、時おりカニ釣りの仕掛けを引きチェックする。引き揚げる途中でカニが落下してしまうパターンがもう一度あり、ストッキングが破られてサバの切り身だけなくなっているパターンもあった。あとは根がかってしまうことが数度…。結局、カニを釣り上げることは叶わなかったが、カニを釣るチャンスは十分あるということが確認できたのは収穫。あとは仕掛けにもう一工夫する必要がありそうだ。

カニ釣りではないほうの釣りはどうだったかというと…、残念ながら釣果は一匹のみ。複数の釣り竿を同時に使いこなすのはどうも集中力が分散してしまい、あまりうまくいった試しがない。あまり釣り上げたことのない魚(種類不明)だったのは少し嬉しかったけれど。

背中の赤い点が特徴的なので、写真検索すればすぐにわかると思ったのだが、よくわからなかった。見た目ではノドグロっぽいが、大きさが15cm弱と小さい。フエダイの一種だろうか。

3時間ほどで釣果1匹のみというのは寂しいが、カニ釣りの可能性が確認できたので良しとしよう。年末年始にカニ鍋を堪能するという目標にむかって前進あるのみ。

18時前で21℃。そしてこの暗さ。香港もようやく夏が終わったかな。

帰宅途中に、近所の定食屋「開心健品屋」で開心炒飯をテイクアウト。シャワーを浴びて、炒飯を食べて、19時から知人とオンラインミーティング。体調も少し回復してきたような気がする。