高校生の頃、漢文の参考書のコラムに「本場中国の餃子は水餃子が基本。焼き餃子は、古くなった餃子を使用人が食べるときに焼いていたのがその由来だ。」というようなことが書いてあって、それ以来、中華圏で餃子を食べるときは水餃子という意識を強く持っていた。それもあって焼き餃子が食べたいときは、日系スーパーに売っている日本の冷凍餃子を買って食べていた。なんといっても安いし、簡単だし、うまい。
それで十分満足していたわけだが、最近ふと街の手作り餃子の店が目に留まった。ひょっとしたらこの手作り餃子を買って、自分で焼いて食べてみればよいのではないか…こんなの当たり前すぎて、今となっては何年も気づかなかったのが不思議なくらいだが、この思い付きが見事に功を奏した。
肉厚の皮とたっぷり入ったニラ。日本の冷凍餃子の技術もすごいと思うが、やはり手作り生餃子のうまさは格別だった。この焼き餃子と白ご飯、卵スープとキムチで大満足。ごちそうさまでした!