香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

魚香茄子煲

日本で街中華の定番メニューといえば、麻婆豆腐や麻婆茄子。安くて美味しい麻婆豆腐や麻婆茄子が食べられる店が近所にないものかと思い、この日は石塘咀街市に入っている海鮮料理の店に入ってみる。

石塘咀街市の入口の右側にあるコミュニティセンター?のビル。街市の入口は夜になると閉まるのだが、海鮮料理の店にはこちらのビルからエレベーターでアクセス可。

成發海鮮小厨。ガルーパが泳いでいる水槽があったりしてなかなか本格的な雰囲気。

この手の店は円卓を大人数で囲むスタイルが一般的で、ひとり飯向きではないことが多いのだが、この成發海鮮小厨は店の端のほうに二人席もいくつかあって、お一人様でも全く問題ない。

この日注文したのは魚香茄子煲(白飯と合わせて88香港ドル)。

魚香茄子煲、日本の中華料理でいうところの麻婆茄子。茄子はわかるのだが、なんで魚が入っていないのに「魚香」なの??と常々疑問に思っていた。どうやら咸魚(塩漬けにした魚を干したもの)が入っているからとか、魚醤を使っているからとか、色んな説があるようだが、自分の味覚では魚の要素を感じることは出来なかった。でも、この店の魚香茄子煲、麻婆茄子として非常に美味しい。いろんな店で魚香茄子煲を食べてみたが、今のところこの店の魚香茄子煲が一番のお気に入りだ。ちなみに「煲」は日本では見ない漢字だが、土鍋(hot pot)の意味で、「火を保つ」という組合字。これから徐々に「煲」の字がつく料理の季節になってくる。

路面店でないこともあってか、店は意外と空いている。でも間違いなくコスパの良い店だ。穴場なのかもしれない。

ちなみにここの麻婆豆腐も、それほど本格的過ぎずに日本の街中華に近い感じで、自分好み。この海鮮料理の店も定番になりそうだ。