香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

マイベスト叉焼飯

先日、アパートの契約更新で家賃が10%下がり少し驚いたのだけれど、それを除くと相変わらずものの値段はインフレ傾向にあるというのが生活実感。そんななかで、香港で「安くて、うまくて、はやい」飯として外せないのが焼味飯だ。

特に叉焼飯はお気に入りで、だいたい週一くらいの頻度で食べている。たいてい美味しいのだけれど、当然のことながら店によって味が違っていて、これまで「叉焼飯といえばここ!」という店を見つけられないでいた。

ところがとうとう見つけましたよ。

MTR香港大學駅の近くにある波記燒臘粉麵店。

生活圏にある場所なのだけれど、おそらく平日は店のあいている時間帯にこの辺りにいないのと、週末は近所で人が並んでいる店にわざわざ入ろうとしなかったし、自炊で済ませることが多かったので、これまでノーマークだった。灯台下暗しとはまさにこのことだ。

叉焼飯、41香港ドル。たいていの店では菜心が添えてあるのだけれど、ここは葱油というのも葱油好きの自分としては嬉しい。

欲をいえば、凍奶茶とかもあれば最高だったのだけれど、多くは求めまい。昼時は混んでいることが多いが、少し時間をずらして是非また来よう。ごちそうさまでした。

帰りがけにいつものパン屋に立ち寄って Sourdough(酸種麵包)を購入。

紙袋には手書きで「大吉」とあった。まだ新年モード。

いつも自分の広東語に付き合ってくれる店員さんに利是を渡して、新年の挨拶をした。いつまで新年の挨拶をするか毎年気になるのだけれど、広東語の先生に聞いたところ、どうやら元宵節(新年から15日目)までは、年明け後初めて会う人に新年の挨拶をしてもよいみたいだ。

夕方、運動不足解消のため、海沿いの遊歩道をジョギング。

ちょっと前は少し寒かったけれど、この日の夕方の気温は20℃と過ごしやすかった。

蝦でシャコ

前日のナイトシーバスはまたしても散々な結果に終わった。帰宅が午前3時半、就寝は4時過ぎだったので、この日は当然のごとく昼前まで寝床に。さすがに昨日の今日で釣りはないかな…と思ってたのだが、起きてカーテンを開けると、昨日にもまして良い天気だ。

こんな日に釣りに行かないのは勿体ないと思ってしまい、昼過ぎになってとりあえず釣り道具を持って、外出した。なるべく近くで、自然が満喫できそうな場所…鴨脷排かランタオ島の草灣碼頭あたりかなとぼんやり考えながら、行き先の決まらないまま、なんとなく焼味飯をテイクアウト。近くのベンチに座って焼味飯を食べながら考えた結果、久しぶりにロケハンに出かけることにした。

今まで行ったことがなくて、でもアクセスしやすい場所…ということで、以前からめぼしをつけていた鹿頸村へ向かうことに。

鹿頸村は、東涌線の欣澳駅(Sunny Bay)から徒歩圏にある。いつも東涌へ行くときに「ここでも釣りできそうだな…」と思って車窓から眺めていた場所だ。

香港駅からMTRの東涌線で欣澳駅(Sunny Bay)まで行き、そこから海沿いを西へ歩いていく。

欣澳駅(Sunny Bay)。ディズニーランド行きの電車に乗り換えるためか、乗降客が多い。

駅前のバスターミナルを越えると、すぐ目の前に陰澳灣が広がっている。

陰澳灣で釣りをしていた人に聞いたところ、バスが釣れるとのこと。浮き釣りの人が多かったので、底がゴロタで根がかりしやすいのかもしれない。

とりあえず陰澳灣を右手に眺めつつ、鹿頸村へと進んでいく。道は一応クルマも通行可能なようだが、海沿いの遊歩道のような感じになっていて散歩(ハイキング?)している人たちも多かった。

鹿頸村へのトレイルはこんな感じ。アクセスしやすいためか、結構ハイカーが多かった。

鹿頸碼頭と、鹿頸村側からみた陰澳灣。

鹿頸碼頭からさらに北上して、長索につながる砂洲を渡ったあたりで、陰澳灣とは反対側にある鹿頸灣でとりあえず釣りをすることにした。

鹿頸灣。ここも恐らくゴロタで、根がかりのリスクが高そうだけれど、まずは投げてみる。

餌はだいぶ前に坪洲の街市で購入したエビの残り(冷凍保存していたもの)。特に期待もせずに投げていると、何やらゴミが引っ掛かったような感触が…

と思ったら、なんとシャコが釣れた!蝦でタイならぬ、蝦でシャコ。何はともあれシャコを釣るのは初めてなので嬉しい。

いつもだったら持ち帰って調理するのだけれど、今日はロケハン目的だったため、持ち帰るようの袋すら持たずに来たため、残念ながらリリース。

その後も少しアタリはあったので、アクセスしやすさと環境の良さを考えると悪くない釣り場のような気がする。今度はアオイソメで、もう少し広い範囲を探ってみる価値は十分ありそうだ。

1時間ほど釣りをした後、東涌線沿いを欣澳駅のほうへ歩いていく。

こういう予測不能な出来事があるから釣りはやめられないんだよな。今回のロケハンはひとまず成功だったようだ。鹿頸灣、また来よう。

懲りずにナイトシーバス

旧正月2日目の日曜日、暖かくて天気も良かったけれど、日中は釣りに行かず、掃除をしたり、近所をジョギングして少し汗を流したりして過ごす。なぜならば、今晩はナイトシーバスの予定が入っているから。

天気も良くて暖かいので、海沿いをジョギングする。

夕方5時頃でも気温は20℃を越えていて、半袖の人もちらほら見かける。

今日は夜にビクトリア・ハーバー(維多利亜港)で花火が打ち上げられるので、ナイトシーバスの待ち合わせ場所である屯門の三聖邨海鮮市場へアクセスする際は、その混雑に巻き込まれないように要注意、との連絡が釣り仲間からあった。なので、出船は22時なのだけれど、かなり早めに出て現地で時間をつぶすことにした。

今回アレンジしてくれた釣り仲間が、高熱でダウンしてしまい急遽参加メンバーが2人に変更に。実は今年の1回目では自分が風邪で当日キャンセルしており、ナイトシーバスの時期というのはカゼやインフルエンザなどで体調を崩しやすい時期でもある。おまけに香港とはいえ、深夜に何時間も釣りをしているとそれも風邪の原因になりかねないので要注意だ。

船着き場に到着。ほんとは近くにスタバのような場所があれば、そこで時間を潰したかったのだけれど正月2日目だし、そんな気の利いた場所はない。近くのベンチに座ってスマホ電子書籍を読みながら待機。

でも市場はやっていたようだ(21時には店仕舞いしていたけれど)。周辺の海鮮レストランもオープンしていて、かなり賑わっていた。

どうも昨日ナイトシーバスに行ったメンバーは、かなり良い釣果だったらしく、今日も期待できそうとのこと。今日こそは1匹でよいので60cmオーバーくらいのシーバスを釣ってみたい。

例によってストラクチャー周りで明るく照らされているような場所を転々としていく。

最初は二人とも「今回こそは!」と意気込んでいたのだけれど、時間が経っても一向に釣れる気配なし…。潮の流れもよくなくて、おまけに前回はなかったライントラブルが…。結局22時出船で4時間、二人ともボウズでしかもアタリすらないという厳しい結果となってしまった。

船長いわく、「(釣果があった)昨日よりも風が吹いていたので、表層の水温が下がったことも釣れなかった原因かも」とのこと。うーん、難しいものだね。

結局、リベンジしようと思っていたのに返り討ちにあってしまった。どうやら3月頃まではシーバスのシーズンらしいので、次の機会に期待しよう。ちなみにシーバスは釣れなかったけれど、帰りのナイトバスはちょうどよいタイミングで来てくれた(笑)。

珀麗灣(Park Island)

旧正月の初日(年初一)は釣り仲間と一緒に久しぶりに珀麗灣(Park Island)へ。友人は、奥様が香港人なので新年早々に釣りに出かけて大丈夫なのか聞いたところ、正月初日は夫側の家族の家へ行き、二日目に妻側の家族のほうへ行く慣習だから問題ないとのこと(彼は日本人でご両親は日本在住のため)。

さすがに旧正月初日はフェリーの乗客も少ない。珀麗灣に着いたところ、フェリー乗り場周辺の店屋も半分以上は休みだった。珀麗灣は釣りスポットもいくつかあるので、通常であれば釣り人もちらほら見かけるのだけれど、今日に限っては自分たち以外の釣り人も見当たらない。どうやら友人のお義父さん(香港人)によると、「正月は殺生NG」だそうなので、それも関係しているのかも…。

珀麗灣には釣りスポットがいくつもあるのだけれど、最初に向かったのは島の南端に位置する大排咀碼頭。フェリー乗り場からノアパークのほうへ向かい、高架下をくぐってお墓がたくさんある高台を越えていくと到着。徒歩で20分ほどかな。

大排咀碼頭。ここは広々していて気持ちいい場所なのだけれど…。

たまにアタリがあるが、結局釣れたのはイトヒキハゼとちびカサゴばかり…。大物が釣れる気配を全く感じないので、昼食後に別の釣り場所へ移動。

青馬大橋。根がかりが多いのが難点だけれど、感触は悪くない。

この場所、以前訪れたときには釣り人が多数いたのだけれど、正月だからなのか、自分たち以外は釣り人を見かけなかった。

青馬大橋側のやや流れがある付近で、何度かよいアタリがあったものの、結局のらずにここでの釣果はベラと友人が釣ったややサイズアップしたカサゴとキスのみ。気づきとしては、この場所も大排咀碼頭も比較的新しいイカの墨跡がいくつもあったので、エギングもありなのかもしれない。

「まあ、釣った魚は全てリリースしたので殺生はしなかったので良しとしましょうか」と言ったら、友人が「いやアオイソメ使っている時点で殺生してますよ…」と、ごもっともな突っ込み…。

そんな感じで、新年早々さえない釣果だったが、まあこんな日もあるからこそ、釣れたときの喜びもひとしおというものだ。

豚の生姜焼き

最近、アマゾンプライムで『きのう何食べた?』を見ている。

きのう何食べた?』(2019年放送)

どのドラマが面白いかという話題になったときに、複数の友人があげたのがこの『きのう何食べた?』だったので、前から気になっていた。見てみると、毎回ちょっとした料理のレシピがさりげなく出てきて参考になるし、ストーリーも何となくほっこりする内容でよい。

で、今週は毎晩帰宅してから1話ずつ見ていたのだが、3話目くらいからオープニングで流れている豚の生姜焼きが気になってしまい、どうしても豚の生姜焼きが食べたくなってしまった。

というわけで、旧正月前日(年三十)、日本でいうところの大晦日の晩御飯は豚の生姜焼きとなった。

豚の生姜焼き。我ながらなかなかの出来栄え。

やや濃いめの味付けにして、マヨネーズを添えて食べる。至福のひととき。

ちなみに、NHKの夜ドラで現在放送している『作りたい女と食べたい女』も、『きのう何食べた?』の女性版っぽさがあって、こっちのほうもNHKプラスでフォロー中。

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東灣仔(長洲島)

この日は久しぶりに釣り仲間と長洲島の東灣仔へ。

天気は薄曇りだが、暖かくて釣り日和だった。

まずは幸先よく良型のキスが釣れた。

キスを3~4匹釣って、久しぶりに天ぷらにして食べようかと思っていたのだが、その後はさっぱり…。途中、友人の釣り竿に大物がヒットしたのだが、釣り糸が切れてしまうという残念な場面もあり、最終的にはキス1匹、カサゴ1匹、ベラ1匹という寂しい釣果に終わってしまった。

最初の1匹は持ち帰ってきたので、ムニエルにして食べた。

キスのムニエル、白身がふわっと柔らかくて予想を上回るおいしさだった。ごちそうさまでした。今度はもう少し数を釣って天ぷらだな。

銅鑼灣にて

このところ週に一度くらいの頻度で銅鑼灣に行っている。実はささやかな楽しみがあって、それは滬揚川の酸辣湯麵を食べること。

酸辣湯麵、60香港ドル。麺がもっちりしていて美味しいのと、すっぱ辛さもほどよくて自分好み。

小籠包、58香港ドル。その日の気分で小籠包か生煎鍋貼のどちらかを選択している。

合計118香港ドルで満腹(ちなみに昨年は111香港ドルだったから、いつの間にか値上げしてた…)。

滬揚川の外観。この価格帯の店にしては店内が綺麗なのと、皿がプラスチックではなく陶器だというのも実は気に入っている(日本では当たり前だけど)。

夕食を済ませた後は、Hysan Placeに入っている誠品書店(eslite)へ。

誠品書店。文房具売り場も併設していて、日本の丸善みたいなイメージかな。

新年の抱負で、今年は広東語を頑張ることにしたので、語学関連のコーナーをのぞいてみる。日本語学習の参考書がたくさん置いてあって、日本に対する関心が高いことを実感する。

香港のスラング本があったので、購入。

実はつい先日、行きつけのコーヒー屋の店員さんと広東語に関する話をしていて、彼が広東語の特徴として挙げていたのが「色んなスラングがあること」だったので、広東語のスラング本を見つけて思わず購入してしまった。ページ毎にワンフレーズが載っていて、六声の表記があるのと、イラスト付きなので分かりやすい。周囲の会話を聞いていても、相変わらずさっぱり分からないのだけれど、まあマイペースで楽しみながらやっていこう。