香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

塞翁が馬

天気は曇りだったが、釣り餌もあるので朝から気合いを入れて大嶼山(Lantau Island)まで釣行。最近、釣果が芳しくないので、今日はなんとしてもキスを釣りたいと思い、芝麻灣半島の南側にある大浪灣まで足を運ぶ。大浪灣に行くためには梅窩(Mui Wo)から鹹田(Ham Tin)までバス、そこからトレイルに入って2時間ほど歩くというアクセスの悪さなのだが、自分の知る限りでは、釣りの環境(人の多さや根がかり頻度)、釣果の期待度、釣れる魚種などを考慮すると、満足度がかなり高い釣りスポットだ。

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前回訪れたときに撮影した大浪灣の全景。トレイルからのアプローチ以外に長洲島から小さな船で来ることもできるようだ。


ところが現地に到着してみると埠頭が工事中のため立ち入ることが出来なくなっていた。まさか勝負の舞台にすら立てないとは…。場所をニ浪灣に移そうかとも思ったが、せっかく大浪灣まで来たのだから、ちょっとだけサーフから投げてみることにした。この時期のキスは岸から離れた場所にいることが多いと聞いていたので、半ばダメもとという気持ちで投げたのだが、なんと一投目からキスがヒット!根がかりもほとんどなく、結局この日はキス5匹とフグ2匹(フグはリリース)で目標のキス釣りを満喫できた。砂浜からのキス釣りを楽しむためには長竿で遠投しないと無理だと思い込んでいただけに、これでまたひとつ経験を積むことができて良かった。まさに「人間万事塞翁が馬」とはこのことだ。自分のほかに2名ほどサーフからキス釣りをしていたのだが、彼らは長竿で豪快に遠投していて、これはこれでかなり気持ちよさそうだった。

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大浪灣の碼頭がまさかの工事中…。工事現場のおじさんと眼があったときには苦笑するしかなかった。
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砂浜からの釣りは想像以上に気持ちがいいものだった。見えているのは長洲島。昼頃から天気も晴れてきた。
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長竿でサーフからキス釣りをするおじさん。12月後半だというのに半袖!たしかに晴れてきてかなり暖かかったが。