香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

クリスマスも釣り

さすがにこの年齢で単身で暮らしていると、クリスマス気分もほとんどない。昨日行きつけのクリーニング屋のおじさんに「メリークリスマス」と言われたのと、今日の釣り用のランチとして稲荷ずしを購入したときに店員がサンタクロースの帽子を被っていたのが目に留まったくらい。

で、もはや週末のルーティンとなりつつある釣りに朝から出かける…「クリスマス、早起きをして、釣りに行く」。今回はランタオ島の西側にある大澳(Tai O)から入り、ランタオトレイル沿いにある碼頭と砂浜を攻めてみた。

最初の目的地である二澳碼頭までは、大澳からランタオトレイルを徒歩で30分程度。非常に簡易な碼頭が海に向かって突き出している。

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二澳碼頭。ここから船で大澳に渡ることもできる。電話をかけると船が迎えにきてくれるシステムのようだ。

海水が茶色く濁っていて、見た目はあまり魅力的な釣り場ではなかったのだが、根がかりもほぼなく、コトヒキがたくさん釣れた。あとはフグも数匹。釣ったコトヒキで泳がせ釣りも試してみたのだが、さすがにこちらはうまくいかなかった。

コトヒキばかりでさすがに飽きてきたので、先週開眼した砂浜からのキス釣りを再度味わうべく煎魚灣を目指して更に30分ほどランタオトレイルを南下する。途中で二澳旧村という村を通り抜けたのだが、ランタオトレイルの一部ではあるものの、どうやら私有地(村有地?)という位置づけになっているようだった。

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二澳旧村に入る途中にこんな旗が。途中には畑もあり、地元の人に遠慮しながら通っていく。

煎魚灣では、複数の家族がキャンプを楽しんでいたが、釣り人はまったくいなかった。思っていたよりも波は穏やかで、釣りをするには悪くない環境。

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煎魚灣。ランタオトレイル沿いにあるのでハイカーが時おり通り過ぎるが、のんびり釣りを楽しめる。

煎魚灣では1時間半ほど釣りをして、釣果はキス4匹、チヌ(若いのでカイズもしくはチンチン)1匹、ゴンズイ1匹。砂浜からの釣りにも関わらず、場所によっては根がかりするという難点はあったが、十分満足のできる内容だった。

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海を挟んで前方にみえるのは鶏翼角。帰り際になって少し日が差してきた。

クリスマスの釣行はかなり充実感を味わうことが出来たのだが、実はその後が大変だった。結局17時前くらいに煎魚灣をあとにして大澳に戻ったが、大澳に来ていた観光客(あとは大澳までトレイルを歩いてきたハイカー等も)が一斉に帰路についたのでバスターミナルが大混雑だったのだ。これもまた良い勉強になったけれど…。