香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

相貌認識力

えらく堅苦しいタイトルになってしまったが、香港でつくづく実感するのは、近所の茶餐廳とかで店員さんが本当によく自分の顔を覚えているということ。外国人だからということもあるかもしれないが、それにしても街中ですれ違ったときに会釈してくれたり(マスクをつけているから判別する難易度は高いと思うのだが)、何回か同じメニューを注文したら、そのこともよく覚えていて「今日もこのメニューでいいか?」と聞いてきたり、その相貌認識力の高さと記憶力の良さに驚かされることが多い。

それでふと思ったのが、複雑な漢字(繁体字)を使用していることが認識能力に影響しているのではないかということ。なんせ広東語は鹹とか廳とか複雑な文字も多いので、文字の習得を通じて自然と細かな違いを見分ける能力が鍛えられたりするのではないだろうか。

f:id:hakurakuhk:20220203220919j:plain

組合字という四字熟語の漢字をひとつにまとめたもの。これは招財進寶(「宝を求めて前進すれば必ず蓄財を招き、子孫繁栄につなげることが出来る」という意味)。

顔を覚えてもらうことで地元の人達とちょっとした会話が出来るのは嬉しいが、ひとつ難点があって、行きつけの茶餐廳では「いつものメニュー」以外のメニューを注文しづらくなってしまうんだよな。