香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

文武廟(man4 mou5 miu6)

2、3か月ほど前から、なにかのアレルギー反応なのか、急にくしゃみと鼻水が止まらなくなることがある。昨晩も突然その症状が出てきて、よく眠ることが出来なかった…。ハウスダストが怪しいとは思っていて、結構まめに掃除はしているのだが、掃除をしたかどうかよりも体調次第のような気もする。

昨日釣りをしながら、そういえばそろそろ子供の受験の時期だということに気が付いた。自分が大学受験をするときには母親がわざわざ湯島天神で合格祈願をしてくれていたような記憶があったので、香港にいるとはいえ、最後の神頼みをしておこう。果たして香港にそういう場所があっただろうか、黄大仙かなぁなどと思案していたのだが、上環の文武廟(man mou miu)があったことを思い出した。家から歩いていける距離だし、ちょうどよい。

ということで、本日は文武廟へ。

文武廟。背後に高層アパートが林立していていかにも香港らしい。旧正月になるとお参りの人達で長蛇の列ができるのだが、この日は待つこともなくスムーズに入ることが出来た。

ちゃんと下調べをしておけば良かったのだが、とりあえず学業成就のお祈りをする場合は、文昌帝にお線香をあげてお祈りするということと、緑のリボンを購入して廟内のしかるべき所に結びつけるということだけは頭に入れておいていた。でもいざその場に行ってみると、緑のリボンは見当たらないし、線香以外にも巨大なローソクやら、お参りセットみたいなものが販売されていて、周りの参拝者の皆さんはお参りセットを購入している様子。

少し迷ったが、お参りセットを買っても使い道が分からなそうだったので、初志貫徹でお線香のみを購入(寄付)。

廟の建物の内部に入って、緑のリボンと文昌帝の像を探したものの見当たらない。建物内は線香の煙が充満しているし、どうしたものかとウロウロしていたら、ふと小さな「孔明」の像が目に入り、お祈りの効能として学業も含まれていることがわかった。ここは孔明の像に線香をあげて学業成就をお祈りすることとしよう。子供の名前、生年月日、試験日などを心の中で唱えてお祈りをしたあと建物から出たのだが、どうも緑のリボンのことが気になったので、建物の外側を見回していると…。

実は建物の入り口は2つあって、向かって左側の入り口から入るとリボンを販売していることに気がついた。

緑のリボン(20香港ドル)。50香港ドル札しかなかったのだが、「お釣りはないよ」と言われたので50香港ドルを寄付箱へ投入。

「学業猛進」というのが、なんだか気合いが入っていていいね。このリボンに子供の名前を書いて、建物内にあるリボンを結ぶところに結んで学業成就を祈願する。

これがリボンを結ぶ場所。みんな、学業猛進を願っているわけだね。

金色の鹿の像。あとで調べてみると、願いごとをするときに金箔をこの鹿に貼るそうだ。お願いごとをする方法も色々あって興味深い。

なんとか無事に学業成就の祈願が終了。お線香は文昌帝ではなく、孔明にあげたけど、しっかり頼んでおきましたよ。

このあとは、釣具屋で色々と調達しておきたいものがあったので、MTRで銅鑼灣へ。でも釣具屋に行く前に、ちょうど昼時だったので上海料理の名店、滬揚川へ。

お気に入りの店、滬揚川で酸辣麺(55香港ドル)と小籠包(56香港ドル)を頂く。

小籠包の写真も。至福のひととき。

滬揚川の店は、ユニクロMUJI、そしてZoffが入っているビルの近くにあるので来ることが多い。どちらかというと、最近は滬揚川に行くことがメインになっているけれど。

釣具屋では、餌木を調達。6つ購入したので少し割引してくれたが、それでも今まで使っていた餌木の倍以上の値段はする。

これまで、格安の餌木ばかりを使っていたのだが、先日ボートエギングに行った際に友人が使っている餌木を見て、そしてこのところのボウズ続きも考えて、やはりもう少し餌木にも投資をしたほうがよいのではと思ったからだ。アオリイカを釣るためにどれだけ投資しているんだろう、という話ではあるが、まあ趣味だから良しとしよう。

帰りがけに涼茶の店舗で一杯。今日は五花茶にしてみた。五花茶はほんのり甘くて飲みやすい(高いものほど苦くて飲みづらい印象あり)。

夕方、海沿いの遊歩道(中西區海濱長廊)をランニングしていたら、埠頭に電飾のデコレーションが施されていた。