早いもので2022年も今日が最終日。このところ芳しい釣果があがっていないので、釣り納めの大晦日は気合いを入れて早朝から釣行に出発することにした。
970のバスで太子(Prince Edward)まで行き、そこからMTRで彩虹、そしてミニバスで西貢へ向かう。バスの時刻もしっかり調べていたのだが…970のバスがいつまで経ってもこない。結局予定の時刻より20分以上遅れてようやくバスに乗り込めた。今日は待ち合わせをしているわけではないので、それほど気にすることもないのだが、あまりバスのスケジュールはあてにしないほうが良さそうだ。
無事に7時半過ぎには西貢に到着し、以前立ち寄ったベーカリーショップで朝食をとる。
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前回食べた菠蘿包もおいしかったし、今回食べたテーブルロールも申し分なし。このあと更に追加でガーリックブレッド(14香港ドル)もいただいたのだが、パン生地にほんのり甘みがあって、どれも自分好みの味だった。
8時過ぎに7番のミニバスに乗り込み、北潭凹(Pak Tam Au)へ。過去二度ほど北潭凹でうまく降りられずに次のバス停まで行ってしまっていたが、今回は無事に北潭凹で降りることが出来た。
これまで西貢への釣行では、土瓜坪や赤径碼頭でまずまずの釣果、鹹田や大灣ではいまいちという内容だったが、まだまだ潜在力を秘めた釣りスポットがあるはず。特に東側の大灣より北(というか東かな)に位置する東灣海灘から長咀にかけての磯にターゲットを絞ってみることにした。
赤径を経由して鹹田まではトレイルを淡々を歩けば迷うことはないのだが、実は鹹田から大灣、そして東灣海灘に至るルートが非常にわかりづらかった。まず鹹田から大灣方面に進むとキャンプサイトが点在している場所を通り抜けることになり、この時点でメインのトレイルを見失うことになる。最初は大灣のビーチに出ずに直接東灣海灘へ抜けるルートを見つけ出そうと試みたが、労多くして実りなし。
必ず一度大灣のビーチを経由して、大灣の北側にあるトレイルから東灣海灘に向かうのがもっとも良さそうなアプローチ方法だということがわかった。ただし、ここから先は一部崖の上を通るルートになっており、場所によっては転落して命を落とすことになりかねないので要注意。
トレイルを進んでいくと東灣海灘の手前で岩場が見えてきて、更に進んで行くと岩場に降りるためのロープがあったので、岩場まで行ってみることにした。
こうした場所はやはり根がかりリスクが高いし、波が高いとなかなか魚のあたりを感じ取るのも難しいので苦戦は必至だったが…
このあと小さなコトヒキも1匹釣れたが、この場所はさすがに根がかりが多く、東灣海灘でサーフ釣りをすれば根がかりもほぼ免れるだろうと思って、東灣海灘のほうまで移動した。ただし、波が結構高いため、東灣海灘はビーチからだと手前までしか攻められないことがわかり、横の岩場からビーチに平行に投げる方針に変更。ところが、残念ながら東灣海灘ではほとんどあたり無し…。
この時点で昼過ぎになっていた。実は、今日は19時には帰宅して知人とオンラインで話をする予定になっていたので、18時前には帰宅したいところ。なので、無理をせず、これまで来たルートを引き返し、赤径碼頭で今晩の天ぷら用にキスでも何匹か釣って帰ることにした。
赤径碼頭で1時間ほど投げれば、キスが2~3匹釣れるだろうと高をくくっていたのだが…。そこそこあたりはあるものの全くのらない。当初プランでは今日はキスを2~3匹釣って、年越しそばと一緒に食べる天ぷらの具材のひとつにしようと思っていたのだが、物事そう簡単には運ばないのだった。
結局、赤径碼頭では一匹も釣れず、手ぶらで帰路につくことになった。釣果があがらなかったのは仕方がないとして、少し気になったのは赤径碼頭付近でアイゴの死骸が浮いていたり、釣りあげたらゴミ(ゴム手袋やビニール等)だったりした点。
ところで、本日の釣行を通じて、前日に放送されたNHKのらじるらじるアプリで「今日は一日、花の82年組三昧」を聞いていたのだが、この番組は非常に良かった。今や大晦日の紅白を見ても、まったく知らない若い歌手やグループがどんどん出てくるなかで、花の82年組三昧は、世代的にもまさにどストライク。司会のクリス松村氏の博学ぶりと情熱も伝わってきて、時間が経つのを忘れさせるような内容だった。
帰りは、北潭凹から沙田の中心部(MTR駅近くのバスターミナル)に行くバスに乗り、沙田から金鐘、金鐘から香港大學へとMTRを乗り継ぐルート。北潭凹→沙田ルートは今回新たな発見だったのだが、西貢でのバス待ち長蛇の列に巻き込まれることもないし、これは使える。
相当歩いて小腹が空いていたので、帰りがけにMTRの香港大學駅近くにあるハンバーガー屋Burger Jackで目玉焼き入りビーフバーガーセット(39香港ドル)をテイクアウト。
いわゆるマクドナルドのようなFast Foodのハンバーガーではないにも関わらず、セットでこの値段はバリューあり。知人とのオンラインミーティング前にハンバーガーを食べ、深夜になって年越しそばと天ぷらを食す。
残念ながら自ら釣ったキスの天ぷら、というわけにはいかなかったが、野菜中心の天ぷらも悪くなかった。特にベビーコーンの天ぷらが美味しかった(舞茸の天ぷらは水分が多いせいなのか、からっと揚がらずにイマイチだったが…)。
いやはや長い一日となったが、釣果はともかく、充実した大晦日となった!