香港碼頭日記

香港での生活を徒然なるままに、、、

やってしまった…

昼前からランタオ島の花坪へ釣行。最近どうも早起きして釣りに出かけられなくて、のんびり朝食を摂りながら、昼前に釣りに出かけることが多い。そうなるとアクセスがしやすくて釣果が見込める花坪がどうしても多くなってしまう。そろそろ暑さが和らいできたので、早朝から腰を据えて一日サーフをランガンするのも検討してもよいかもしれない。

青嶼幹線巴士転乗站から花坪にむかうトレイルにアプローチするにはこの大通りを橋のたもとに向かって戻る必要がある。この3か月ほどは、ほぼ毎週のように通っているな…

いつものポイントには珍しく先客の釣り人あり(老夫婦)。なので、今回は更に岩場を奥に進んだ場所で投げてみた。

いつものポイントから少しずれただけなのだが、あたりがいまいち。例によってこのところ活き蝦とアオイソメを併用し、活き蝦のほうは置き竿にしてみたのだが、こっちはまったく釣果があがらない。アオイソメでメゴチ2匹、キス1匹という寂しい釣果に終わった。

帰り際に近くの岩場で釣りをしていた老夫婦と、どんな魚が釣れたのか情報交換。釣れた魚を見せてくれるというので、置いてあったバケツを覗きに行こうとして足を踏み出したところ…「ボキッ!」という音と何かを踏みつけた感触が…。なんと、あろうことか、岩場に置いてあったおじさんの釣り竿に気づかずに踏みつけてしまい、竿先が折れてしまったのだ…。やってしまった…。それまで親しげに会話していたのが、なんともお互い気まずい雰囲気になり、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。さすがに釣竿代相当の金銭を渡したものの、なんだか後味が良くないまま帰路につくことになってしまった。これから岩場で釣りをする際にはくれぐれも注意しよう。

カワハギ

活き蝦での釣りは苦戦が続いている。馴染みの釣餌屋のおばさんに、どこで釣るのがよいかアドバイスを求めたところ、西環エリアの海沿いか中環碼頭あたりとのこと(たぶん…なんせ廣東話なので大まかにしか理解できなかった)。

なので、まずは近所の海沿いにある西環海中心公園近くで投げてみる。たしかにこの周辺で先日大きなフグを釣り上げていたおじさんを見かけたし、灯台暗しで意外にここが穴場なのかも、と淡い期待を抱きながらやってみたが…そんなに甘くなかった。根がかりはするし、周辺に人は多いし、頻繁に釣れているか聞かれるし、あたりも全然なし。早めに見切りをつけて、とりあえず堅尼地城(Kennedy Town)の釣りスポットに向かうことにした。

途中で昼食を摂ろうと思い、適当な店を探しながら歩いていると、よさそうな點心専門店を発見。

點點心思~點心専門店とある。この周辺は何度か通ったことがあるが、今まで気づかなかった。

リーズナブルな価格設定。定番の焼売と蝦餃はハーフサイズという選択肢もあって、ひとり飲茶にはうれしい。

焼売、蝦餃、小籠包、香滑流沙包(カスタード饅)でお茶代含めて71香港ドル。なかなか良かった。

そして本日二カ所目の釣りスポットへ。

振り返ると交通量の多い道路やおしゃれなカフェがあったりして風情はないのだが、意外と釣れるので常に釣り人がいる。

活き蝦で何度か挑戦してみたが、一向にあたりがない。ボウズだと悔しいので、紅蟲で試してみた(アオイソメ=青蟲ではなくて、紅蟲。アオイソメの倍の価格だが、釣餌屋のおばさんのおすすめに従ってみた)。そうすると…

カワハギ(の一種だと思う)。どうやらスレがかりだったみたいだが、初魚種だ!

カワハギが釣れた!おなかの下のヒレのようなものがやたら大きいので、普通のカワハギではなさそうだが。それにしてもカワハギっていうのは、ずいぶんと不思議な形態をした魚だ。

その後も紅蟲ではそこそこあたりがあったが、カワハギ以外は20cm大のクロサギが1匹釣れたのみ。二匹とも隣りで釣りをしていたおじさんに差し上げた。なかなか思うような釣果が出ない日が続いているが、それもまた良し。場所、餌、仕掛け…まだまだ試行錯誤は続くようだ。

進撃の巨人を読了

最近、進撃の巨人を読了した。よかった。実際にはアマプラでアニメを見始めて、終盤はマンガを読んだ。この数年で話題になっている他の作品、鬼滅の刃やキングダムなどと比べて圧倒的に進撃の巨人がよかった。戦争、ジェノサイド、差別、正義といった重厚なテーマがあり、しかも争いを繰り広げるそれぞれの視点から多角的に描かれている。物語は「人間を食べる巨人との戦い」という、現実にはあり得ない設定で始まるわけだが、そこで繰り広げられる争いや駆け引き、悲しみや人の優しさは、まさに我々が現代社会で直面する事柄と変わらない。そして権力者が都合のよいストーリーを民衆に信じ込ませることによって社会を支配しているという構造…。程度の差こそあれ、いつの時代でも、どの地域でも起きている事象が凝縮されているような内容だった。

いつもの日曜日

さてさて、この日も飽きもせず昼前に家を出て、ランタオ島の花坪へ釣行。気がかりなことがあったのだが、悩んでいても埒が明かない事だったので、こういうときは釣りに限る。

花坪の碼頭。そろそろ暑さが和らいできたせいか、この日は釣り人を見かけることが多かった。

釣り餌はもちろん活き蝦がメイン。けれども、同じ環境でどれくらい喰いが違うか試したかったので、アオイソメも使ってみることにした。結果は、、、活き蝦では釣果ゼロ。アオイソメではキス3匹、メゴチ2匹だった。何事もなかなか思うようにはいかないものだ。

帰りみち、中山紀念公園を通りかかると随分と人が多かった。ハロウィーン間近の週末だからだろうか。

蝦で大物狙うも打亀

週末、大物を釣り上げることを夢見て、近所の釣り餌屋に行って活き蝦を調達する。先週からの進歩としてはエアーポンプを手に入れたこと。

近所の釣り餌屋で活き蝦を手に入れる。先週の感触だと60香港ドルもあれば十分。

活き蝦は店のおじさんが網ですくってくれる。猫ちゃんも興味津々の様子。

本日の釣りスポットは長洲島の東灣仔周辺。大物が狙えそうな場所だと思うのだが、果たして釣果はいかに…

釣り場に向かう途中で昼飯を調達。車仔麺(牛肉三種入り)。うーん、これはいまいちだったな。

東灣仔で1時間ほど投げてみたが手ごたえなし。なので南側に位置する裏東灣仔に行くことにした。

東灣仔をひと山越えた南側にある岩場。かなり急な崖を降りていく必要があるのだが、先客の釣り人がいた。

先客のおじさんは、オキアミを撒き餌として使いながら浮き釣りをしていた。なかなか本格的な雰囲気だったので釣果を聞いてみたところ、岩場の窪みを利用した天然の生け簀に20cm大のフグが4~5匹泳いでいた。

自分のほうは、小1時間ほど投げてみたものの、釣果ゼロ…残念ながら打亀だった。アオイソメを使えば4~5匹は釣れるであろう東灣仔でボウズか…活き蝦を使った大物狙いの難しさを実感。

フェリー乗り場に戻る途中で長洲名物のマンゴー餅を食べた。この長洲平記という店が評判がよいらしい。正直他の店との違いはよく分からなかったが、やはりマンゴー餅はボウズの疲れを癒してくれる美味しさだった!

そういう時代なのだろうか…

hkmn.jp

円安がとまらない。香港ドルも米ドルリンクなので対円ではかなり増価しており、円換算での物価高を実感するとともに、円換算で物事を捉えるたびに、なんだか自分が貧しくなったような感覚に囚われる。そんななかでのこのニュース。日本が相対的に貧しくなっていく、そういう時代なのだろうか…。

魚香茄子煲

日本で街中華の定番メニューといえば、麻婆豆腐や麻婆茄子。安くて美味しい麻婆豆腐や麻婆茄子が食べられる店が近所にないものかと思い、この日は石塘咀街市に入っている海鮮料理の店に入ってみる。

石塘咀街市の入口の右側にあるコミュニティセンター?のビル。街市の入口は夜になると閉まるのだが、海鮮料理の店にはこちらのビルからエレベーターでアクセス可。

成發海鮮小厨。ガルーパが泳いでいる水槽があったりしてなかなか本格的な雰囲気。

この手の店は円卓を大人数で囲むスタイルが一般的で、ひとり飯向きではないことが多いのだが、この成發海鮮小厨は店の端のほうに二人席もいくつかあって、お一人様でも全く問題ない。

この日注文したのは魚香茄子煲(白飯と合わせて88香港ドル)。

魚香茄子煲、日本の中華料理でいうところの麻婆茄子。茄子はわかるのだが、なんで魚が入っていないのに「魚香」なの??と常々疑問に思っていた。どうやら咸魚(塩漬けにした魚を干したもの)が入っているからとか、魚醤を使っているからとか、色んな説があるようだが、自分の味覚では魚の要素を感じることは出来なかった。でも、この店の魚香茄子煲、麻婆茄子として非常に美味しい。いろんな店で魚香茄子煲を食べてみたが、今のところこの店の魚香茄子煲が一番のお気に入りだ。ちなみに「煲」は日本では見ない漢字だが、土鍋(hot pot)の意味で、「火を保つ」という組合字。これから徐々に「煲」の字がつく料理の季節になってくる。

路面店でないこともあってか、店は意外と空いている。でも間違いなくコスパの良い店だ。穴場なのかもしれない。

ちなみにここの麻婆豆腐も、それほど本格的過ぎずに日本の街中華に近い感じで、自分好み。この海鮮料理の店も定番になりそうだ。